「とうちゃ。とうちゃ。」

おう。忘れんうちに、もひとつ息子のお話。
朝、息子は起きがけにオッパイを飲みます。
てか、オッパイ・サインをしながら叩いて私を起こすので、ヤツを布団の中にひきずりこんでオッパイをあげながら私は再びウトウトするのです。
オッパイを飲んで目も醒めた息子は、次にお父ちゃんの方にズリズリ這って行きます。
なぜ『這って』なのかと言うと、冬場は脚元が閉じているカイマキを着させられているので二足歩行が困難だからです。
そうして、お父ちゃんのところまで這って行った息子は
「とうちゃ。とうちゃ。」と言いながらお父ちゃんを起こし、頭をペコリとします。
これは「おはよう。」を意味しているものと思われます。
私に起こされると不機嫌な旦那さんも、息子に「とうちゃ。とうちゃ。」と言われて起こされると、いきなり笑顔で「おはよう。」と息子に挨拶をします。んまっ。
さて。
今日の晩御飯の後、キッチンで後片付けをしていたところに息子がいつも通りお母ちゃんにまとわりつきてきました。
ちょっと邪魔だったので、そばにあった『農協でもらった緑茶』(缶)を息子に渡して、「これをお父ちゃんにハイしてきて。どーぞしてきて。」と言いました。
そばにおらん人に渡せって言っても難しいやろな、理解してへんやろうな、と思いつつも、この缶で遊んでくれてたらいいや…くらいの気持ちで言ってみたんですね。
そしたらあーた!
息子が缶を持ったまま、お父ちゃんのいる居間の方にヨタヨタと歩いていくではありませんか。
それも、「とうちゃ。とうちゃ。」と言いながら。
そして、お父ちゃんに「ハイ。」と缶を渡したのですよ!
父も母も感激しましたよぉぉぉぉ。
ああ、ここまで成長してくれたのね。息子よ……。
てか、かわいいぞーー。息子よーーー。うおー。
でも、その後もう一度試してみたら、すぐに私に「ハイ。」と缶を渡そうとしました。
あらら。
…さっきのは偶然?

アキオは女の子が好き。

アキオとタァちゃんはライバル関係のため、お互いに距離を保ったまま遊ばなかった…と、書きましたが、昨日のお薬師さまの御霊泉では、自分より年下のカワイイ女の子にちょっかいを出してニコニコしていましたよ。アキオさんってば。
またこの女の子が本当にかわいらしくてねーー。
アキオにちょっとちょっかい出されてもニコニコしていて、彼女のそんな笑顔を見ながらアキオもニコニコしてました。
今日になって、オカンにこのことを電話で報告すると、
「今からそんなんで、先が思いやられるがねーーー。」
と、言われてしまいました……。
ええ、ほんとにそうです。お母様。
でもね、こんなんだからこそ、きっと息子はホモにはならないと思うんですよ。お母様。
なので安心してください。お母様。

アウェーの試合

今日は早起きして、お父ちゃんと一緒にお野菜の箱詰めをしました。
そのお野菜を持って、名古屋に行きました。
ハヤノ薬局の先生の所とタァちゃんちにお野菜のお届けに行きました。
いや、タァちゃんちには遊びに行った、と言うべきですな。
いやいや、アキオのアウェーの試合だった、と言うべきですな。
(タァちゃんはアキオと同じダウンちゃんで、誕生日も3週間違いなので、やることなすことがよーく似てるのであります。)
遊びに……いや、アウェーの試合に乗り込んで行ったのに、お昼にお寿司をご馳走になるわ、お野菜をお買い上げしてもらっちゃうわで、タァちゃんちに脚を向けて寝られません。
ありがとうございます。ありがとうございます。
そして、試合はドローでした。
2人ともお互いが気になるのに【一緒に遊ぶ】ということをしないのです。
微妙な距離を保ち続けているのです。
これは、なんの心理的距離なのでしょうか?
母は考えました。
おそらく、彼らはお互いをライバルだと感じていたのでしょう。
『王様は俺だ。』と。
まだ1人っ子のアキオとタァちゃんは、家族にはもちろん、じじばばおじおばにもたくさんたくさん手をかけてもらっているので、自分は王様だとすっかり勘違いしているハズです。
魔の2歳児の王様同士が出会ったんですから、こりゃ大変。
どうしてもお互いにキングの座は譲れなかったんでしょう。
しかし、ひっかく・どつく・叩く…といった攻撃は最終段階まで残しておいたものと思われます。
そのため、微妙に間合いを取りながら、お互いの出方を観察していたようです。
キッチンに立っているタァちゃんママを挟んで同じような行動をしていて、「お前ら双子か。」って感じに見えるけれども、あれもかなり高度な戦いだったのでしょう。
神経戦です。
2人のキングもかなり疲れた様子でしたね。
タァちゃんは途中でお昼寝を、アキオは帰りの車の中で速攻睡眠を取らざるを得ませんでしたもん。
父と母は、帰りの車の中で寝ている息子に向かって、「アウェーなのによく戦った…。」と、ねぎらいの言葉をかけてやりましたよ。
小犬のようにコロコロと2人して遊ぶ日はいつ頃になるのかなぁ~~。

じっと見守る。

先輩(たけちゃん)の年賀状にURLが書いてあったのですよ。
今頃になって「おー。見なくちゃー。」と興味がムクムクと湧いてきたのでアクセスしました。
おーー。
かわいいジュニアやん~。
いいなー。小さい赤ちゃんって、ほんといいよなぁ~~。
ということで。
お気に入りに入れておきました。
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昨日の夜から友人が泊まりで遊びに来てくれました。
近況を聞いてみたら、仕事上での悩みとかプライベートでの変化とか、いろいろ辛いんだそうです。
でも、話しを聞いていたらね、その辛さは身体でたとえると『成長痛』みたいなもんだと感じられたんですよ。
その友人には以前からお祈りを薦めてたんですが、根が素直な友人は少しずつでもお祈りをちまちまと続けてくれてるんです。
「ある程度お祈りをするとね、辛くなってくるんだよ~~。」と旦那さん。
そうなんです。
お祈りを続けていくと、その人その人で形はさまざまなんですが、辛いと感じるような状況になってくるんですよ。
それまで光が当たっていなかった部分にも光が射すようになるので、日陰の湿気た所でぐぢょぐぢょになっていたものがドバ~っと出てくるんですね。
病気という形だったり、人間関係の悩みだったり、仕事での躓きだったり……ほんとに様々です。
私なんて父親のデカい借金が出てきたしー、身体はボロボロだったしー、仕事もダメダメだったしー。
『成長痛』みたいなもん、というのはそういう意味なのです。
でも、どれだけ辛くてもしんどくても目の前が真っ暗でも、この痛みによって変容していくのですから、やはりこれは大きなチャンスなのです。
ピンチは大チャンスなのであります。
これは、自分も通ってきた道なので、よーく分かります。
よーく分かるだけにアドバイスはできても、乗り越えて変容していくのはその人自身でしか有り得ないので、こっちは見守るしか無いのであります。
私、子育てというのも、そーゆーものかもなぁ、って思うんです。
アドバイスはするけど、じっと見守る。
ついつい子どもに押しつけがましくなってしまうのを我慢しなくてはならんと思うのです。
アドバイスはするけれど、子どもが自発的に動くのをじーっと待つ。
これは、健常児でも障害児でも基本は同じだと思うので、親が先に先にと先回りしてしまうことが無いように気をつけようと、心の隅っこでいつも思っています。
親の不安を解消するために、子どもをコントロールしてはならんと思うのです。
子育てって、親の精進なんですなぁ~。

息子の写真を撮るのが難しい今日この頃。

赤ちゃんの頃はナイスショットも結構撮れたんだけど、今はとにかく動くき回るしカメラを向けると近づいてくるし…で、なかなか「んー。ナイス。」という写真が撮れません。
腕のせいもあるって言うな。
ふと思い立って、携帯写真じゃなくて、デジカメで久しぶりに息子をパチパチ撮ってみたけれど、やっぱりイマイチ…。
まぁまぁなのだけアップしてみましょう。
akio-20060111-01
↑実は少し顔がボケてる。縮小したら分からんか…な?
akio-20060111-02
↑コントラストがイマイチ。
akio-20060111-03
↑まーまー。でも面白味があまり無い。
ああ、ちゃんと止まってポーズをとってくれる日はいつ来るのかしら…。

息子はお母ちゃんが大好きらしい。

自分が思っていたよりも、私は『甘い母親』になっておるようです。
あまり、息子を叱ったりしないんです。自分で思ってたよりもね。
それでも、危ないことや、どうしてもダメなものについては怒鳴って息子を威嚇します。
コンロに触ろうとしたとか、そーゆー類です。
そうすると、息子は一瞬動きが止まって、その後大泣きします。
「大好きなお母ちゃんに怒鳴られた~~。裏切られた~~。」って感じで泣きます。
なのに、泣きながら歩いてくるんです。私のところに。
そして、抱きつきながら更に大泣きするんです。
私の服は息子の涙と鼻水とヨダレでベタベタになります。
なんかすごいなぁ~~、といつも思います。
そんなにお母ちゃんが好きなのか~~、とプチ感動さえします。
かーなーりの相思相愛やね。うちら。
こんな時は、「お母ちゃんは、アキオが怪我したらイヤやで怒鳴ったんやよ。分かる?アキオが大好きやで怒ったんやよ。」と、抱きしめながら言います。
ま、どれだけ理解してるかは不明ですが。
泣き止むと、だいたいいつもラブリーな笑顔になります。
体液まみれでグチャグチャな顔やけどね。

写真特集

ひろみちゃんの年賀状に「アキオくんの写真もっとプリーズ。」と書いてあったので、ご要望のお応えして『最近のアキオさん写真特集』といたしましょう。
まずはコレ。
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『水からの伝言』という写真集を見て喜んでるアキオ。
キレイな結晶の写真が多いので、よく見てるんですよ。この子。
次は。
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ヤマダ電気でのアキオ。
最近、ハイハイも完全に卒業して二足歩行ばかりのアキオですが、まだまだヘナチョコです。
よく転びます。
なので、雨の日などはお散歩には連れて行けないのです。
(ドロドロになって困るのは本人じゃなくて、母なんだけどね。)
そんなわけで、ヤマダ電気でお散歩中なのであります。
母は一緒に歩き回って非常に疲れました。どこまでも行っちゃうんだもん。コケながらも。
はい。次。
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雪を食べるアキオ。
今住んでる処は滅多に雪が積もらないんですが、この冬は違いましたねぇ。
たくさん積もったので、庭の雪をボウルに入れてアキオに渡してみました。
遊ぶかなー?と思ったら、いきなり食べ始めて「うまい!」と言いました…。おいおい。
で、次。
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納豆巻をバラバラにして周囲をベタベタにしながら食べているアキオ。
納豆巻は大好物ですが、こんなんになるのであまり食べさせられません。母、大変だもん。後片付け。
さて、ラスト。
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モンゴルの遊牧民の子みたいなアキオ。
お義母さんからもらった手編みの帽子を被ると、息子ってば遊牧民の子みたいになっちゃんですよね~。
ダウン症って以前は『蒙古症』と言われてたくらいなんですよ。顔つきがモンゴルの人たちみたいになるからってんで。
だから、こーゆー帽子を被ると、どうしても遊牧民の子に見えて仕方がない母なのであります。
でも、カワイイので無問題。

変な生き物

息子(2歳4か月・ダウン症持ち)はまだ上手に歩けないのですが、それでも歩くことが面白いようで、とにかく歩きたがるのです。
そして、よく転びます。
それでも、結構長時間転ばずに歩けるようになってきて、なおさら歩くことが楽しくなってきたようです。
今日も大型スーパーでガンガン歩いてました。
いや、ヨタヨタ歩いてました。
で、お母ちゃんはふと気がつきました。
そう言えば、高速高這い(別名【変な生き物】)をここんとこ見てないや……。
いつ頃からだったかなー?
ズリ這いの期間が長かったんですけど、普通っぽいハイハイをするようになってくれましてね。
おお、ようやく普通ハイハイやわ~、と喜んでいたら、すぐに高這いをするようになりまして。
脚を伸ばし、お尻をぐっと突き出して、頭よりお尻の位置が高い状態でハイハイをするんです。
そして、速い。速いんです。
あんな不思議な格好なのに、めっちゃ速く移動するんです。
ほんと、変な生き物でした。(でもカワイイ。)
やっと二足歩行が上手になってきて、本人も周囲も嬉しい成長なのですが、なんだか少しばかり寂しいような気分にもなりました。
あの変な生き物が見れなくなったのかーー、と思うと。

「うまい!」

いっこ前の日記に追加。
「うまい!」って言います。息子。
ちょっと前までは「んまっ。」だったんですが、しっかりと「うまい。」って言うようになりました。
大好きなご飯や麺やおせんべいを食べてる時に、笑顔で言うので、「美味しい。」って意味で使ってる模様です。
言葉の数が少ないのに、「うまい。」は非常にはっきりとした発音で言うので、なんだか食事の度に笑えます。

「ないっ!」

健常児の2歳3か月ならば、結構おしゃべりもできるんではないだろうか?と、思うんですが、ウチはやはり発話が遅いです。
こっちの言ってることは結構理解できてる様子ですが、いまだにジャーゴンが多くて、意味のある言葉は数えるほどしか出ません。
「おとちゃ。」「おかちゃ。」(に非常に近い音)は、1歳半くらいから出てたんですが、なかなか言葉が増えません。
「あい(はい)。」
「ない。」
「あった。」
「ぶぶ(お茶・お水のこと)。」
「かーいー(かわいい)。」
「ぃち(数字の1)。」←微妙に『い』に『き』が入ったような声になってる。
「ばば(おばあちゃん)。」←でもたまーにしか言わない。
「じちゃん(おじいちゃん)。」←これもたまに。
こんな感じですかねぇ?
この中で多用してるのが「あい。」と「ない。」です。
何か(ゴミっぽいものを)見つけた時に手渡しをしてくれることが多い息子ですが、その時に「あい。」と言ってから手渡してくれます。
使い方は合ってます。
「ない。」は、お菓子などが無くなった時に「ないっ。」って言ったりしてたんですが、最近では「いや。」の意味でも使われることが多くなりました。
首を横に降りながら「ないっ。」って言うんです。
「アキオくーん。歯磨きしようねー。」と、お母ちゃんがハブラシとコップを持って現れると、必ず首を横に振って「ないっ。」
「アキオくーん。ウンチしたでしょー?オムツを換えようね~。」と、お母ちゃんが言うと、首を横に振って「ないっ。」
大好きなパンやおせんべいを食べている時に、お母ちゃんやお父ちゃんが「アキオくーん。ちょうだい。」と手を出すと、パンやおせんべいにササっと手を置いて、思いっきり首を横に振って「ないっ!」
自分はお母ちゃんが食べている麺類が欲しくて欲しくて『ちょうだい』のサイン連発なのに~。自分のはお母ちゃんにくれないのーー。
母、毎日おもいっきりいろんな場面で拒否され続けております。
んー。それなりに知恵がついてきたんですねぇ…。
そーゆーお年頃なのね。ふふふっ。