理想の子育て

「理想の子育て」というものが、もしかしたらどのお母さんの中にもあるのかもしれません。
私の中にも、あると言えばあるのです。
でも、できることとできないことがあるんです。厳然と。
できることなら、息子がやりたがることは何でもやらせてあげたい。
でもですよ、例えば納豆ベタベタのスプーンを自分で掴みたがった時、咄嗟に違うスプーンを渡してしまうんですな。
自分でスプーンを持ってみたい気持ちというのは成長の印だけど、ぐちゃぐちゃにしてポイするだけで食べないんですわ。
で、あとからお母ちゃんがキレイに掃除をしなければならんので、なるべく自分が楽になるように行動してしまうんですよ。
できることなら、TVに子守をさせたくない。
でもですよ、お母ちゃんはやることがたくさんあるんですよ。
洗濯は早めに干してしまわないと、特に冬は乾きが悪いし、ご飯の用意だってしなければならない。
お風呂だって洗ってしまわないといけないのよ。
そうすると、「いないいないばぁ」などをじーーーっと見ててくれてると、本当にありがたいわけです。
去年の秋から2~3か月間は、本当に本当に大変でした。
後追い真っ只中で、ちょっと私が台所に立ってるだけで呼びまくりだし、ヒドいと泣きました。
それが、今はTVを見てる時に台所に立てば、お互いに平和なのです。
こんな感じで、全てが私の都合なんです。
私の都合で、理想から脱落しているのです。
「まぁ、それくらいならいいんじゃないの?」と言ってくれる人が多いかもしれません。
しかし、ですよ。
どこまでが妥協していい線なのか、と聞かれると、よく分からんのです。
そもそも「理想の子育て」そのものが、お母さんの数だけあるだろうし、専門家という人たちの意見だってバラバラなんですから、もう訳がわかりません。
ちょうどいい塩梅って、どこなのよ??って自問自答してしまいます。
それでも子育ては待ったナシなので、とりあえず進んでいくわけです。
で、気がついたら、「あれ?」ということも多いと思うんです。
子供の気質の問題もあるだろうし、親の育て方の問題もあるだろうし、環境の問題もあるでしょう。
何が理由かは分からないけれど、悩みがつきないわけです。
子育ての先輩である友達にチビチビと話しを聞かせてもらうと、それぞれがそれぞれの悩みを持っています。
例えば、食事にとてもとても時間がかかる、なんてのをよく聞きます。
もしかしたら、その子供自身の気質の問題かもしれないですよね。
もしかしたら、まだその子にはそんなに栄養を摂る必要がなくて、身体が欲しないのかもしれないですよね。
もしかしたら、現在の日本の生活が豊か過ぎて、本能が鈍ってるのかもしれないですよね。
もしかしたら、親の対応がマズいのかもしれないですよね。
もしかしたらもしかしたら、そんなことを気にして悩むことがオカシイのかもしれないですよね。
でも、答えなんてそうそう簡単には分からんのですよ。
意見はいろいろ聞くべきだけど、それらに振り回されたら悩みが深くなるだけ。
芯のある子育てをすべきなんだろうけど、だからと言ってガチガチになっちゃいけない。
理想は持つべきでも、理想だけを追って子供自身を見なくちゃ意味ないし、妥協もある程度しないとやっていけないけれど、ずるずる妥協ばかりしていて良いわけないし。
ああ、やはり塩梅が難しいのであります。
とりあえず。
私の場合は、息子をなるべくたくさん笑わせようとしてるんですが、それだけは譲れない点でして、それを中心軸にして子育てをしてるのかもしれないです。
それでいいのかどうかは、分からないけれど。