久しぶりの太陽を受け麦が色づいてきました。
左から農林61号、岐阜モチ裸麦、鴻巣25号です。
もうそろそろ麦刈りの予定を立てないといけないです。
来週、再来週あたりに晴天が長く続きそうな日があると良いのですが。どうでしょうか。
さて、てゅんてゅん爆撃隊にやられていた苗床ですが、無事発芽しすくすく成長中です。
手前側1/3は噂のナガランド米(松本さんありがとう)です。
今回はこの1m×4m程度の苗床を全部で7つ作成しています。
そのどれもがこんな感じで上手く発芽しました。
あとは去年のように草に飲み込まれないよう気をつけないと。
田植えは6月中旬以降を予定してます。
かぎしっぽ農園営業部長活躍
チュンチュン爆撃隊
先月作ったお米の苗床です。
今年は苗床を作った後に雨が少ないので、まだ発芽していないのは問題ないのですが、、、
苗床が小さな爆弾を落としたように荒れています。
この荒れ方、もみがらの散らかり具合、、、
やつらです。チュンチュン(アキオ語で雀のこと)です。
今年の苗床は見た目を格好良くするのと手間を省くために不織布やネットでの雀対策をやめて、
糸を張っただけで防いでやろうと試してみたのですが見事にやられました。
今日は本当は他の野菜を種まきをしたかったのですが仕方ありません。
結局、苗床のやられた所を直して籾を追加まきし、
くやしいですが不織布やネットによる雀対策を一部施しました。
さらにタップリと水まきして発芽を促しておきました。
無事に苗は育ってくれるでしょうか。
麦出穂
種を播く人
今日は『かぎしっぽ田圃倶楽部』の3月活動日でした。
倶楽部といっても自分を含め部員3人です。活動内容は毎月第3日曜に集まってその時々の自然農の作業を楽しむといったものです。
3月の活動は野菜の種蒔きでした。
ごぼうに大根、ねぎキャベツ、点播き条播き、苗床作りなど自分が赤目で習ったことそのままみんなで実践しました。
風は物凄く強かったですが、日差しは暖かくもう春だなぁと感じる気持ちの良い一日でした。
ちなみに、『かぎしっぽ田圃倶楽部』は基本的に誰でも参加自由です。連絡頂ければ集合場所(かぎしっぽ農園)をお知らせします。自然農の田畑を楽しんでみたい方お気軽にどうぞ。
ところで。
昨日テレビを見ていたら、
『世界最後の日にあなたは何をしますか。』
といった質問をゲストにしているものがありました。そのゲストさんは『家族と手をつないでいたい。』とかいった回答をしていたと思います。
今日なんとなくその答えを自分でも考えてみました。
『種を播いておきたい。』
ばら蒔きでも、粘土団子でもなんでもいい。神棚にため込んでいる種全てを田畑に戻しておきたいなぁと。そんなことを考えながら種蒔きをしていた田圃倶楽部の一日でした。
春夏まき種購入
以前、秋冬まき種購入した浜松の種屋さんに行ってがっつり買いこんできました。
前回の倍以上の量です(前回は播ききったので今回はその倍頑張ればいけるでしょう、、、)。
約80種、人気のルッコラとマリーゴールドだけは大袋で、他はすべて小袋1袋づつの種購入。ほとんどが固定種で初めて作る品種ばかりです。他に写真には写ってないですが、ねばり芋の種芋も購入して全部で3万以上(今月の野菜売上代金と同等額)を使ってきました。
他にも別で自然農法種を購入してますし、昨年の自家採取種も何種類かありますので、これらも合わせると今年は100種以上の野菜を栽培するつもりです。
さぁ、どこまでやれるでしょうか、今年は行けるところまで行ってみるつもりです。
補い
今年から新しく借りた「見晴らし畑」に糠オカラの補いをしました。
自然農では田畑から収穫した後の残り(糠、油粕、野菜くず等)を同じ田畑に巡らします。
これは、田畑からごっそり収穫するばかりではバランスが崩れてしまうため、その不足分を補うという考え方です。
しかし自然農が凄いのは、自然農を何年も続けた田畑の場合、収穫量よりも補う量がかなり少なくて済むようになるということです。
田圃の場合は、お米を収穫した後に残った藁、籾がら、糠等を戻せば充分で、他の肥料は不要となります。
畑の場合も、野菜くずや菜種油を搾った後の油粕、また今回使ったオカラのように、生活の中で生まれる有機物を戻すだけで、他からの肥料を持ち込むことは不要となります。
永続可能な農というわけです。
ただし、これは何年も自然農を続けた畑での話でして、さすがに今回借りた「見晴らし畑」のような耕され続けた畑の場合、最初からそれなりの実りを得るためには多めの補いが必要になります。
そこで写真のように糠とオカラを混ぜたものを一面に振りまいているわけです。
こうして新しい畑がスタートします。
販売順調
今日はよしみ社長と一緒に朝からパッキングでした。
気がついたら定期的に購入したいと言ってくださる方がいきなり9軒もできました。まだ増えそうな勢いもあります。びっくりです。
来月末には畑の野菜の方が足りなくなっちゃいそうな勢いです(冬野菜からこんな急に本格的な販売が立ち上がっちゃうとは思ってなかった証拠です)。まぁ無くなったら無くなったで、残りの半端野菜持ってお礼挨拶まわりでもします。いけるとこまでいってみます。
しかし販売については宣伝に力を入れないと決めていたので、今の急激な状況がほんと信じられないです。
こうなった理由を色々と考えたのですが、結局は鼻を垂らしながら「無い~」と言って泣いて怒っている息子の人徳がかなり大きいんだろうという結論にたどりつきました。
作業工数的には確実にマイナス1人なんだけどね。彼がいるおかげで物凄い勢いで深い縁が広がるんだよなぁ。
ありがとう。
死に水
今年から野菜の販売を始めるということで色々と考えなきゃならんことが山積みです。
とりありず赤目の新年会では自然農野菜販売の経験者である伊川君(健一自然農園)には色々話を聞かせて貰えました(お客さんとの嬉しいやりとりだけでなく、ひいきだった方から突然質が悪いと怒鳴られ陰で涙した話なども)。今はお茶中心ということで野菜の個別販売は止めたのですが、その時の経験はとても身になっているとのこと。
「面白いのはこれからだよ。」と勇気づけられました。
そして今日(もう昨日だね)。
今年から定期的に野菜を届けて欲しいと頼まれた近くのクリニックに、お昼に野菜セットを届けました。
葉物など軟弱野菜は昨日の夕方に収穫しておいたものを一晩水につけてシャキっとさせて。
根菜やキャベツ、ブロッコリーなど大きめ野菜は本日午前に収穫して持っていきました。
葉物を前日に収穫して水につけておくのは、いつも料理用の野菜たちが収穫後数時間でみるみるシナシナになることに気付いたよしみ社長のアイデアでした。自分としても収穫時間も分散できるのでそれは良いなぁと試してみたのです。
自然農な畑では葉物を育てる場合もほとんど水を与えないので水分の余裕がないのかもしれません。水につけた野菜は物凄い勢いで元気になり、畑で生えていた時以上のピチピチの姿となります。その生命力の強さには驚かされます。
そして今晩、クリニックの先生(ちなみに女性です)に感想など色々聞かせて貰えました。
その中で、この一晩水をつけておくというところでとてもありがたい感想を頂けました。
今回は葉物は一晩水につけて持ってきましたと話したところ、
「それで前回と比べてほうれん草の味が変わったんだわ。」と話されたのです。
前回(昨年末)にも今回と同じ日本ほうれん草を届けました。どちらも地を這う姿でやっと10センチ程度に成長したものです。違いは前回は午前にとったほうれん草をそのまま届けたことだけです。
「一晩水につけて持ってきたんです。」
「ああ、水道水を使ったのね。吸わせるなら本当にいい水を使ってね。
でも私はサンサンと浴びていた太陽を一杯感じた前回のほうれん草も好きだわ。」
ガツンときました。物凄く単純なこと見落としてました。
ホントありがたい話聞かせてもらえました。
これからどうするかはまた考えます。
本当に面白いのはこれからだね。
新しい年、畑、軽トラ
無事に新しい年を迎えることができたので新しい畑を借りてみました。
見晴らしの良い場所にある畑です。一反弱(約280坪)あります。
砂地で乾燥気味の畑です。ここ数年はトラクタで草を抑えるのみで耕作はされていませんでした。
畑の中に入ってみました。
新雪の中を歩いているように耕してあった土にサクサクと足跡がつきます。
明日以降ゆっくりと畝を立て、春からじゃが芋、南瓜、落花生、サツマイモ、ネギ等をここで栽培するつもりです。
これで現在借りている田畑は以下の通り、全部で約3反6畝(1080坪)にもなりました。
・K田(1反…慣行農法)
・M田(3畝…自然農)
・K畑(1反1畝…自然農)
・T畑(3畝…自然農)
・新しく借りた畑(9畝…自然農予定)
他にももう少し追加がありそうなので、目標であった5反百姓(自分の農地を手に入れることができる最低条件)に今年は届くかもしれません。
そうそう百姓といえば軽トラ。ついに購入し今年から乗り始めました。
これから長いつきあいになる相棒なので贅沢をさせてもらいました。
新車です。スバルです。サンバーです。四駆です。スーチャです。
早速砥鹿神社でご祈祷してきました。
こいつでみんなのところに野菜を届けにいきます。