昨日の夜、これを見てたんですよ。
http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/2014-06/05.html
出生前診断についてとか、受精卵の選択とか、
そーゆーことについて、さまざまな立場の人のさまざまな意見を聞くことができました。
出生前診断については、今は妊婦さんの血液から染色体異常の赤ちゃんの可能性ってのが分かるそうで、
その多くはダウン症ってことになるんでしょうね。
ダウン症児の母親としては、ひじょーーーーーに複雑な思いを抱いてしまうテーマです。
でもね。
障害児を育てるのは大変だろうというのは、私は子供の頃から知ってました。
出産時の酸素不足で脳性マヒになった親戚の子もいましたし、脳性マヒの同級生もクラスにいましたし、
近所には耳の不自由な子もいたので、子供ながらにも障害児を育てるのは大変だというのは簡単に想像がつきました。
うちの息子は手のかからない方だと思います。
それでもいろいろあります。
もっともっと障害の程度が重い子供を育ててるお母さんたちは、どれだけ大変だろう、と思うこともあります。
けれど、私は第二子の娘を妊娠しても、羊水検査はしませんでした。
不安が全く無かったわけではありませんが、羊水検査はしませんでした。
授かった命が生まれてくるのなら、育てるのが親の役目だと思っていたからです。
…というと、かっこいいですね。
ほんとはね、私は中絶するという選択ができないなーって思っただけなんですよ。
チキンなんですよ。
だったら検査する必要なんて無いですもんね。
ゆうべ見たハートネットTVで、検査を推進してる方(産婦人科の先生だったかな?)が、今までに接してきた方々の中で、
ダウン症の子が施設に入ることが決まって、これから自分の第2の人生が始まります、と、報告してきてくれた親御さんがいたと話していました。
そういう人がいるから、検査は必要だと思っている……みたいなことを言ってたんですが、
それを聞いて、泣けちゃったんです。
確かに、ダウン症でも知的障害がとても重い子だと、育てるのがとても大変なのは、知っています。
ダウン症の子は感性が豊かで優しくて…と、いい面をいろいろ言ってはもらえますし、そういうのも確かなんですが、
そういう子ばかりじゃないんです。
だから、親が、特に母親が自分の人生をその障害児のお世話で費やされてしまう、という場合もあると思うんです。
でも、それでも、『子供が施設に入ることが決まったから、これから第2の人生が始まる』という言葉は、リアルタイムでダウン症児を育ててる私には、どうしても受け入れがたいものでした。
そういう考えもあるよね、と、どうしても思えずに泣いてしまいました。
そのお子さんが生まれてきて、その親御さんは幸せだと思ったことが無かったのか?責任感だけで育ててきたのか?と考えてしまって、泣けてしまったのです。
悲しすぎたんです。
そういう悲しいことを、検査をすることで減らす、というのは、
障害のある赤ちゃんは中絶して、生まれてこないようにする、ということですよね。
全く理解できない、というわけじゃないんです。
そうなんです。
全く理解できない、というわけじゃないので余計にもにょもにょするんですが、
でもね、やっぱりね、そこには命というものに対しての、人間の傲慢さを感じてしまうのです。
「それでいいの?ほんとにそれでいいの?」って、もにょもにょもにょもにょし続けてしまうのです。
科学進歩、科学技術の進歩は、その技術を使う人間の、人類の、その資質をシビアに問い続けているように思います。
それは、原発事故とその後のアレコレが如実に示していますよね。
私達は、どうあるべきなんでしょうね。

おれは素敵お猫として生きるだけさ。

番組を見ていないので、想像でしかなく、見当違いの文章だったら申し訳ありません。
産科医さんが挙げた、第二の人生云々という親御さんの言葉は、「息子が独立したからこれから好きなことをやりたい」という世間によくある親御さんたちのコメントと似たような意味のものだったのではないのかな、と思いました。勿論、障害のあるお子さんを育てる大変さ、というのはあるでしょうから、ずーっと重みある言葉だとは想像しますが。
だけど、その親御さんの言葉と、検査の必要性は、果たして結び付くものなのだろうか、と私は疑問に感じます。
そうですね。
実際のところは分かりませんよねぇぇぇ。
その親御さんがどういう気持ちでおっしゃったのかは。
> だけど、その親御さんの言葉と、検査の必要性は、果たして結び付くものなのだろうか、と私は疑問に感じます。
検査の必要性というのは、お医者さんでもその答えって分からないそうです。
翌日の番組のインタビューで産科学会の代表の方が答えてくれてました。
検査方法が海外で確立されて、その検査を受けたい人がいる、としか言えないと。
なので、ほっといてもどんどん海外から入ってきちゃうので、慌ててルール作りをしたというのが現状だそうです。
ダウン症の子を堕胎する人がいなくなった時、ただでさえ満杯の通園やリハビリ、減額する一方の福祉手当が、はたして機能するのかどうか、疑問です。
> ダウン症の子を堕胎する人がいなくなった時、ただでさえ満杯の通園やリハビリ、減額する一方の福祉手当が、はたして機能するのかどうか、疑問です。
財政面の問題は確かにとても深刻ですよね。
でも、それはダウン症の子を堕胎するだけで解決する問題ではないようにも思います。
福祉とはどうあるべきか、はなかなか難しいテーマですよね。
簡単には答えが出ませんよね。