自分を取り戻して、誰のせいにもしないで、自分の人生を生きる、ということ。

もう1年以上前になるんですが、「毒になる親」という本を読んだ時のことを書きました。
http://smalltamiel.blog82.fc2.com/blog-entry-553.html
http://smalltamiel.blog82.fc2.com/blog-entry-554.html
親にからめとられていたエネルギーを取り戻し、自分の人生を生きるために使うことができるようになるための1つの方法が示されていると思います。
さて。
昨日ですが、ほぼ日の山田ズーニーさんの「おとなの小論文教室。」の中の1つをひょいと読んでみました。
Lesson644「誰かのせいで何かができない」と言わない自立
http://www.1101.com/essay/2013-07-10.html
です。
ぜひ全文読んでいただきたいのですが、
山田ズーニーさんはたくさんの人の文章を読んできた中で気づいたこと、それは、
親子関係に大きな確執がある人でも自立して自分の人生を生きている人たちに共通するのは、親子関係を解決しようとしていないことだ、と言っています。
「毒になる親」を読んだ時もなるほどと思ったのですが、大事なことは「自分を取り戻して、自分の人生を生きる」ということであって、
親との関係性を風通しの良いものに改善していくことではないんですよね。
もちろん、そうなればなお良いに決まってますけど、そこが目的ではないんです。
大切なことは、自分の人生を生きるということ。
誰かのせいにしないで、自分の人生を生きていけば、
実に逆説的ではあるけれど、
親は変わらなくても親に対しての自分の想いが変わったり、愛情を素直に感じることができるようになったりもするんです。
もちろん、そうでなかったとしても、誰のせいにもせず自分の人生は自分で責任を負うというという生き方を貫いていくことは、さまざまなギフトが人生から贈られてくるはずです。
また昨日はこんな「つぶやき」をマイミクさんの1人がされていました。
日記に載せてもいいよと言ってくださったので、コペピさせてもらいます。
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「愛してるよ」って30年間言えなかったひとに言ってしまった! そしたらエネルギーが噴水みたいに吹き上がって、身体がホースみたいにうねって、涙がこぼれてこぼれて、大笑いが止まらなかった。喉のチャクラ開きはじめた。夕焼けの空が綺麗できれいで、ここはどこだろう、わたしはだれだろうと感じたよ。愛してるって!
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これは、誰に対して「愛してるよ」と言えたのかは分かりませんが、でも30年間言えなかった…ということですから、かなり身近な人なんだと思います。
このような体験は、まさに人生からのギフトだよなぁ、と思いました。
1人1人親子の関係性は違うし、経済的な問題やら健康問題やら……いろんなことがあって、今は自分の人生を生きるためのパワーを失ったままの人もいっぱいいるかもしれないけれど、
「自分を取り戻して、誰のせいにもせずに、自分の人生を生きたい!」と腹の底から本気で願う力をまず呼び起こしてもらいたいなぁ、と思います。
自分の人生を生きていないと、愛がまっとうに流れにくいものね。

“自分を取り戻して、誰のせいにもしないで、自分の人生を生きる、ということ。” への2件の返信

  1. もういいや、自分の人生を生きるのだ、と、自立したつもりでいても、思わぬところで再噴出するのが親子関係ですね。
    家族以外の他者と、人間関係を構築する際、歪みとなって表出し、途方にくれるという。 親のせいにはしたくないけど、育った環境からくる歪みに気づけないか、気づいてても修正のしかたがわからなかったりしますね。
    そういえば、毒親に本音をぶつける、も、やったことありますが、やっぱり届きませんでした。
    私の場合は「愛してるよ~」に近いことをぶつけたけど、振り払われたのが、とても印象的でした。
    ああこの人も愛情の受け取りかたがわからないのだ、と気づきました。だから私もわからないのだ、と。
    毒親本、読んだらしばらく心に嵐が吹き荒れそうで、怖いのでご紹介いただいてからも、読むのはずっとためらったままです。でも必ずいつか読むことになると思っています。人生の課題なのでしょうから。

  2. 毒親に本音をぶつけても届かないことの方が圧倒的に多いんじゃないかなー、と思ったりします。
    いろんな親子関係があって、確執の在り方も人それぞれだと思いますし、
    環境もほんとにいろいろなので、いろんな人のいろんな意見を聞いて参考にしていくしかないですよね。
    「これが正解」って示すことができるようなものじゃないですもんね。

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