昔は紙オムツなんて無かったんで、早くオムツをはずしてしまえ~、というのが当たり前だったのかもしれません。
お義母さんは「この子(旦那さん)はちょうど1歳になった頃にはずれたよ。」と言ってましたし、私自身は冬生まれだったので1歳半の夏の頃にはずれたらしいです。
昔のお母さんたちは根気良かったんだろうなぁ~。偉いなぁ~。
ひるがえって、現代の私。
紙オムツが便利過ぎるせいか、息子のトイレトレーニングは頓挫したままです。
高這いを全くしなくなった春先から、「3歳になる夏の間中にオムツがはずれるように頑張ろう!」なーんてちょっとは思っていたのですが、自分の悪阻のせいでドロップアウト。
とりあえず、こっちが気がついた時はトイレでウンチをさせてますが、自ら申告するなんてことはまだ数回あっただけです。
「ちー、した?」
「した。」(笑顔で。)
「トイレでちーしてみる?トイレ、行く?」
「いかない。」(ムッとした表情で。)
「オムツ、オシッコでパンパンやねぇ。」
「ぱんぱん、ねー。」(お股を叩きながら笑顔で。)
「オムツ、替えようか?」
「かえないっ。」(ムッとした表情で。)
仕方ねーなー、とここで諦める母はダメ母なんでしょうか?
でも、いかないって言うし……。
それで、ですね。
布のパンツに生理ナプキンのようにあてがって使う『濡れた感じが分かる』オシッコ用パッドも購入し、時々使ってみるのですが、最初だけ「なんか変な感じー。」とお股をぎゅっと握ったりしてた息子ですが、そんなもんなんともないわい、といった様子。
今日は朝からパッドの方を使い、ウンチ(と同時にオシッコ)をさせてからお散歩に行きました。
ウンチをしながらオシッコも絞り出していたから、2時間くらいはパッドでも大丈夫かな?と思ってたんですが、甘かったです。
確かに1時間くらいは大丈夫だったのですが、お父ちゃんの畑でお父ちゃんの軽トラの運転席でずーっと遊んでいた息子のお股がどんどん濡れ出してきたのです。シートもべたべた……。ごめん、お父ちゃん。
休み休みではありましたが、1時間近く歩いた息子は喉が乾いたのでしょう。畑に到着してから確かにたくさんお茶を飲みました。
けどなーー、絞り出した後なのに2時間持たずに漏れ漏れか~、とお母ちゃん、ちょっとガッカリです……。
以前から布パンツだけで様子を見てみると、ちびちびとオシッコしてるなぁ、とは思ってたんですがね……。
んーー。
帰宅後、お父ちゃんが言いました。
「アキオってさ、神経系統の発達がやっぱり遅いっていうか、鈍いよね。」
あ、やっぱり?お父ちゃんも気がついてた?
もちろん、痛みも感じるし、冷たいのも暑いのも分かってます。こちょこちょすると身体をよじって大笑いするし。
でも、この子、蚊に刺されてもかゆがらないんです。オムツかぶれの湿疹もかゆがったり痛がったりしません。
微妙に皮膚感覚が鈍いなぁ~、と思ってました。
だから、オシッコをしたことが分かるパッドを使っても、濡れていることは分かっても、それを不快とは感じてなさそうなのです。
そーゆー神経系統の発達の遅さ・鈍さの原因(ってたって1本多い染色体のことだがな。)が、膀胱の神経系統の発達の遅さともリンクしてるんじゃないかな~?となーんとなくですがニラんでおるのです。専門家じゃないから想像でしかないですが。
息子くん、夜中にオシッコを全然しない時もあるんです。
ウンチの時にいっぱいオシッコをすることもよくあります。
だから、おそらく機能的に膀胱にオシッコを溜めることはできるようになってるハズなんですが、上手にコントロールできるまで神経は発達してないんでしょうな。
うすうすは気づいていましたが、あー、やっぱりなー、といった感じの今日の出来事でありました。
てなわけで。
ダウン症の子でも健常児と同じくらにオムツがはずれる子もいるらしいですが、ウチは無理そうです。
今年の夏中には……というのは、とっくに諦めてましたし、基本的には「いつかとれるもんだしー。」といった(ダメ母かもしれんが)のんびりスタンスなんですが、早くとれてくれりゃそれにこしたことないものですからね。
冬より夏の方が親は断然楽チンだし。
なので、ちょっと残念ではありますが、アキオの成長に付き合っていくしかないですもんね。
おお。
そう思うと、デイサービスで真っ裸でプールで遊んだり、泥んこになったり、家の中を走り回ったりさせてもらってるのは、皮膚感覚をたくさん刺激してることになるから、本当にありがたいことなんだなぁ、とあらためて気がつきました。
いろんな理由から、なかなか家ではあそこまで自由にさせてあげられんもんで…。