今日の午前中、障害児デイサービス『樹』に行ってきました。親子3人で。
役所での手続き上は明日(8月1日)からってことになる予定なんですが、サービスで「月曜日からも来ていいよ。」と『樹』の先生(マスミさん)に言ってもらってたので、私の見学がてら行ってきたのであります。
施設は一軒家です。
ウチが借りている一軒家と同じくらいの広さかな。(名古屋のアパート暮らしから移ってくると「とても広い。」という感覚になるくらい、って言ったら分かってもらえるかしら?)
広めの庭には土の小山やブルーシートで作ったプールもあり、アキオなんて到着するやいなや服のままプールに入ってしまいまして、「紙オムツがぶよぶよになる~~。」と、お父ちゃんが慌ててオムツを外しに飛び出さなくてはなりませんでした。
家から庭へ降りるスロープも木製の手作りのようで、まっ平らではありません。
ちょっと継ぎ目というか、ひっかかりがあるんです。息子にとってはそれが丁度良いんですな。
アキオさん、金曜日には手を持ってもらわないと降りられなかったらしいんですが、今日は始めっから1人で「えいしえいし。」と言いながら降りてました。
そんな小さい出来事でも、「今日は1人で降りれるようになったね~。すごいね~~。」とマスミさんはニコニコしながら教えてくれました。
夏休みということで、今日は午後からの学童の子が2人来ていました。
1人は自閉症のお兄ちゃん、1人はダウン症のお姉ちゃんでした。
お兄ちゃんは、ちょっと自閉症が重めのようだなぁ~、と見ていてすぐに私も気がつきました。
なので息子との関わりはありませんでした。
自分より少し大きいお兄ちゃんに遊んでもらうのが大好きな息子にとってはちょっと残念。
お姉ちゃんの方はというと、これがもう対照的なくらいでして、ずーーーっとおしゃべりしっぱなし。
特にウチの旦那さんを気に入ったらしく、ずーーっと旦那さんにくっついてしゃべりっぱなしでした。
ということで、アキオはお姉ちゃんにもあまり遊んでもらえませんでした。
でも、もちろん施設のお姉さんと一緒にいっぱい遊んで息子は本当に楽しそうでした。
…そして、家の中で2回もおもらしをしてしまいました。息子くん。
2回目は畳みの上のオシッコを見て、「ちー。」と言ってました。あれは確認してたのかしら…。
春から徐々にトイレトレーニングっぽいことを始めたけれど、悪阻で中断→逆戻りしていたので、「こりゃ先生の力も借りちゃお。」とこっそりニヤリな母なのであります。
2時間のデイサービスの間、のびのびと自由に遊んでいる子どもたちを見ていて、先生たちはやっぱりスゴいなぁ~と思いました。
母親だとダメですよ。
つい「もうやめようよ。」とか「こらー。」とか言っちゃいたくなりますもん。
見習いたいけれど、ちょっと無理っぽいので、やっぱりここは先生方にお任せですな。
有り難いことです。
そうそう。
マスミさんに「アキオくんはよく発達してるね。」と言ってもらいました。
赤ちゃんの時には名古屋のセンターの赤ちゃんクラスに少し通ってたので、他の子たちと比べることもできましたが(と言っても赤ちゃんなのでみんなそんなに変わらんかったしな。)、今は療育などにも行ってないので、他の子たちと比べる機会がないのです。
他のダウン症児と比べて優劣を見たいわけではないのですが、第一子で私自身が他に子育ての経験も無いので、確かにこの子の発達が良い方なのか遅れている方なのか、なんてことは実は見当がついていなかったのです。(タァちゃんとはたまに会ってるけど、1対1の比較なんて意味ないことって分かってるしね。)
いいかげんな親だなぁ、と思われるかもしれませんねぇ。てへ。
でも、仏さまのご加護がある子だから全然心配はしていないのですよ。
なので、余計に今まで必死になって療育をしなくちゃ、などという感覚にちっともならなかったわけですが…。
ですから、たくさんの障害児を見てきたプロの客観的な意見を聞けたのは新鮮でした。
こういう子たちは、どうしても周囲の大人が過保護になりやすいんだそうです。
アキオの発達具合を見たマスミさんは、私があまり過保護にしてこなかったね、みたいなことを笑って言ってくれました。
あー、それは私がそんなに丈夫じゃなかったからだなぁ、と思いました。
もちろん、愛情はたっぷりかけてますよ。
でも、過保護にするだけの体力はあまり無かったのです。
どっちかって言うと、お父ちゃんの方が精神的に過保護なくらいですもん。
マイナスだと思ってたことが息子にとってはプラスに働いてたのかなぁ、と思うと変な感じです。
人生、やっぱり計算通りにはいかんですね。面白いもんです。
とにもかくにも、息子的にも母的にも、丁度良いタイミングで良いところが『向こうからやってきた』みたいな感覚になってます。
これもアキオのお徳なんだろうなぁ。
有り難いことです。