いっぱい食べるきみが好き~♪

ファンケルのあのCMを見ると、ついこっちも笑顔になってしまいます。
私は、物心ついた頃から、「食べること」が苦手でした。
かるく気持ち悪くなることも多かったし、
食べるとしんどくなることも多かったし、
食が細いから食べることに執着がなかったし…。
じぇいど♪さんに、
「もしかして、自家中毒だったんじゃない?」
って言われて、もしかしたらかるーい自家中毒だったかもしれないなー、と思ったりもしましたが、事実は定かではありません。
20歳直前から自律神経失調がヒドくなった(←当時は病名すら知らなかったし心療内科もなかった頃だったから検査しても異常ナシで自分はどうなっちゃってるのか不安で仕方がなかった)ので、もともと自律神経のバランスが乱れやすい体質で、子供の頃からその傾向が強かったのかもしれません。
なんにせよ、そんな子供ですからね。
食事の時間はけっこー苦痛で、もたもたもたもたとしてるので、
「マズそうに食べとったらアカン。」
ってよーく言われたんです。
そう言われると、子供ですからね。
自分は美味しそうに食べてない→ごはんって美味しくない
っていう認識にすり変わってしまい、
「美味しいって、よく分からない。」
と、なってしまいました。
弟1号が私と正反対で、それはおいしそうにいっぱい食べる子だったので、母親やばーちゃんにしたら、注意したくなるのも今なら分かるんですけどね。
そんな子だったので、中2で成長期が来るまでは、チビのガリガリで、小6で体重が25kgしかありませんでした。
小2の息子が現在22.5kgなんでねぇ。
どんだけガリガリのチビだったんだ、って苦笑してしまいます。
大学生になっても、まだ「美味しい」ってよく分かりませんでした。
でも、そのうちだんだん「美味しいものを食べると嬉しい」という感覚も育ってきてくれましたが、
やはり自分の「舌」は今でも自信がありません。
そんな私が旦那さんに食事を作るというのは、自信もないし好きじゃないし、避けられるものなら避けたい…って思ってましたが、
さすがに子供が生まれて、離乳食を作るようになってからは、少しは意識が前向きにならざるを得ませんでした。
とは言え、やはりそれは「責任感」からの行為であって、料理をすることが楽しいわけではありませんでした。
やっぱり自信が無いし。
そんな私のところに生まれてきてくれたダウン症の坊や。
ダウン症の子は食が細い子も多いというのに、赤ん坊の頃からおっぱいをたくさん飲む子で、
食べることも大好きで、いっぱい食べてくれます。
そして、ぴっかぴかの笑顔で言ってくれるんです。
「おかーしゃん、おいしーね!つくってくれてありがとね!」
って。
ほんとに毎日言ってくれます。
その笑顔と言葉があるから苦手でもまた頑張るかーって思えます。
そして、おいしそうに食べてあげられなかったことに対して、オカンに申し訳なかったなぁ~…と思うようにもなりました。
子供がおいしそうにいっぱい食べてる姿って、母親にとってはどれだけの喜びか、ということがやっと分かったからです。
それでも私は責任感からしか料理できないままではありましたが、おいしそうにいっぱい食べる人っていいなぁ~…って、心底思えるようになりました。
なので。
嵐のバラエティ番組を見てて、松潤たちが「うめぇ!」って美味しそうにぱくぱく食べてる姿を見るのがすごく好きで、私もついニコニコしちゃってたのですが、
関ジャニ∞のおーくらくんが大好きになったら、さらにそれが顕著になりました。
だって、あの子、食べることがなにより大好きで、美味しいものをそれはそれはめっちゃ美味しそうに食べるんですもん。
そーゆーシーンを見るたびに、
「いっぱいたべるきみが好き~♪」ってBGMが頭の中に流れます。
幸せな気分になるんです。
そしたらね。
最近、ほんの少しだけど、料理をすることを楽しむ……に近い感情を感じるようになってきました。
ほんとーーーにほんの少しだけど。
相変わらず自分の舌に自信は無いし、責任感がほとんどなんだけど、それでもちょっとだけ嬉しいような楽しいような、そんな気持ちになる時があることに気づきました。
嬉しかったです。
息子にはいつもめっちゃ感謝しているけれど、おーくらくんにも感謝……というか、おーくらくんを大好きになって良かった~!って思います。
私にとっては、それくらいの大きな変化なのです。
生きるってことは、食べることと直結しているのに、
その食べること・料理することに喜びをなかなか感じなかったということは、
人間として生きることにおいて、どこか欠陥があるよな……という感覚すら自分の中にずーーーっとあったのですが、
こうやって少しずつでも意識が変わっていけるというのは、自分が生きてるということを、もっと鮮やかにしてくれるような気がします。
人それぞれ、そういういろんな「欠けた」ところってあるとは思うけれど、
一生かかってでも、それらを埋めて行って、人生の色がどんどん鮮明になっていけたら、それだけでもスゴいことだよな、って思います。

何を伝えようかな。

関ジャニ∞横山くん作詞の、死んだおじーちゃんへの歌に、泣けてしまったです。
歌、うまくないんやけど。
「ぼくにも大切な仲間ができました。」
「こんなぼくにも応援してくれる人がいます。」

って、「ありがとう」だけやなくて、こういうこともおじーちゃんに伝えたいんやな、ってのに、泣けちゃって。
あたしの場合だと、おばーちゃんへ…ってことになるなぁ。
たった一人の孫娘が結婚するところは見せてあげられたけど、曾孫の顔は見せてあげられんかったからなぁ…。
「あたしにも、あたしを大好きやって言って笑ってくれるカワイイ子供たちができました。」
「あたしの話を親身になって聞いてくれる友達がいるよ。」

伝えたら、笑ってくれるかな。

女性が一番キレイな時期

関ジャニの横山くん(ヨコ)と村上くん(ヒナちゃん)が10年近くやってるラジオ「レコメン」での会話でこーゆーのがあったそうです。
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横:でも女性が一番きれいな時、35,6じゃないですか? 
村:内面も込みでね? 
横:そうそうそうそう!外見も!35,6ですよ。一番!で、そっからどう行くかですよ!でも何や言うても35,6一番キレイなと思うんすよね。女性として。ドキドキする!

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あたし、現在42歳。
とーの昔に過ぎてます。その一番キレイな時期を。
で、その時期はってーと、
34で息子を生んでますからね、がっつり子育て中でした。
(そして38で娘を出産した。)
そして、だ。
これは丁度じぇいど♪さんにちょっと前にメッセしたばっかりの話題なんだけど、
すべてのお母さんがそうだ、とは言わないけれど、
保育園で銀杏をむきむきしながら「どっちかってゆーと若くないママさん」たちと話してた時に、
もう「女」は冬眠に入っちゃって、そのままずーっと熟睡してるー…
って自覚してるお母さんもちょこちょこおったのですよ。
で、私も、小さい子をがっつり育ててた数年間は、「女」がぐーぐー寝てました。
自分の容姿とかちっとも気にならなくて、ある意味めっちゃ楽。
そんなところにエネルギーを注いでられんかったんでしょうね。
しかし。
あたがたいことに私の中の「女」はある日突然目を覚ましたんです。
鏡を見てね、愕然としたんですよ。
「なに?これ?あたし、めっちゃ老けてる!」
って。
洗顔時とかに毎日鏡を見てたのに、何を見てたんでしょう?
ほんとビックリしました。
恐ろしかったです。
なので。
ヨコの言う「女性が一番キレイな時期」に、私の中の「女」はぐーすか寝てたので、ちょっと残念なのですが、
でも、今更取り戻せないので、今から精進するです。
でもでも、精進するっても、目指すのは「美魔女」じゃないよ~。
(素直にスゴイとは思うけど、ああなりたいわけじゃないんだな。)