子供の頃、欽ちゃんがこーゆーテレビを始めたよ、って、おばあちゃんと一緒に見ていて、
すごいなぁ~、みんなでいいことしてるんだなぁ~、と素直に思って、
「あたしも大きくなったら、24時間テレビで(募金をお願いする)ボランティアするー。」
って、おばあちゃんに話していたら、
オカンが、
「こーゆーのってキライ。」
みたいなことをすぱーんと言ったんです。
今から思うと、偽善的で好きじゃない、ってことを言いたかったのかな、って思うんですけど、
「みんな、人のためにいいことをしていて、すごいなー。」って素直に感じた私にしてみたら、そんな自分の心まで否定されたような気分になって、わけわからなくて、とにかくすごーくイヤな気持ちになってしまいました。
心の中が混乱した自分ってのを今でも覚えてます。
これ、けっこー、私にとったらグサリときてたみたいです。
なので、ほんとに24時間テレビは見なくなりました。
だんだん大きくなってきて、いろんな面からモノゴトを考えられるようになって、オカンの言いたかったこともなーんとなく分かってきたので、募金もしたことありませんでした。
ちょっとチャンネルを変えて、数分観る…ってのを何回かするくらい。
だって、なぜか「観てられない」んですもん。
なので、まだ嵐のファンになる前だったってこともあって、嵐がパーソナリティをした年もまったく見てないし、
今年もほとんど見てません。
関ジャニ∞がパーソナリティだったのにね。
24時間テレビの頃は、関ジャニ∞にハマる直前…って感じでした。
なので、ほとんど見てないんです。
気にはなってたけど。
気になっていたなら、素直に観れば良かったのに、観れなかったのは、やっぱり子供の頃にグサリとやられて「混乱した気持ち」が深いところで疼くからだったんだろうなぁ~……と、思いました。
今さっき、たまたま見つけたこれを観てみて、すごくそう思いました。
http://www.youtube.com/watch?v=MnOKQ2DJ2J8&feature=related
今ならね、
お仕事でやってよーが、偽善ちっくであろーが、その他モロモロありーのだろうが、なんだっていいやん、
エイトのみんなは一生懸命心を開いて頑張ってるやん、
本気の涙を流してるやん、
それだけで十分やん、
って、思えるんやけどね。
……って、つらつら思っていたら、
多分、あたしって、オカンの言葉で傷ついたことってけっこーあったような気がするなぁ~……と、思いました。
それは、大人にしたらたいしたことない一言だったりするんだけど、子供にしたら理解不能で混乱したり、自分が否定されたわけじゃないのにそう感じてしまったり……という、ありがちと言えばありがちなことばかりなんだろうな、と思うのですが、
けっこーオカンはすぱーんとモノゴトを分断するような物言いをすることが多かったので、意識の中には残っていなくても、グサリと傷ついたことはちょこちょことあったような……そんな気がするんです。
この24時間テレビのことのように。
今、「ヒーリングコード」という本
を読んでいて(あと少しで読み終わる)、実践も昨日から始めてみたんですが、
その中に似たようなことが例として載っていました。
親にしたら、当然のことを言ってるだけなのに、子供にしたら何故か「自分がダメなんだ。」という誤った認識となってしまい、大人からしたらたいしたことのない出来事なのに、それによって子供は深く傷つき、
その強烈な誤った認識が細胞記憶に刻まれてしまい、その後の人生に深く影響を及ぼしてしまう……というものでした。
能力があってもそれを活かせきれない生き方になってしまうとか、健康に問題が出るとか、そういうふうにね。
あたしね。
沼津にいた時はそれでも比較的良かったんですが、名古屋に戻ってきてからほんとーにダメダメになってしまい、家から一番近くの心療内科に通っていました。
そこは、「母原病」を書いた先生が院長の病院だったので、私の「心身症(自律神経失調)」も、当然のように6歳までの母親との関係が原因だと言われました。
でも、私は素直にそれを受け入れませんでした。
だって、私は親に大事にされていたと思うし、虐待されたこともないし……って、思ったからです。
でもね。
多分、それはそれなりに当たってるんだろうな、と、今更思いました。
オカンはそんなつもりさらさら無くても、私は傷ついてしまったことがちょこちょことあったんだろうな、って。
だって、4歳の時に「なんかお母さんってイヤだ。」って思ったその瞬間のことを覚えてますもん。
今はね、自分も母親になって、分かることはいーっぱいありますからね、しゃあないよなー、って思えますからね、
ヒーリングコードで、誤った(潜在化してる)細胞記憶を癒していけたらいいなぁ~って思ってます。
元気になりたいもの。
しかし、
大震災があった年の24時間テレビのパーソナリティをやらせてもらった、ってのは、エイトのみんなにとって、すごい経験になって、すごいいっぱい感じることがあったろうなぁ。
関西の子たちやから、阪神大震災も経験しとるやろしなぁ。
こういう巡り合わせって、きっと後々から大きな意味を持つと思うなぁ…。