陰陽は揃ってこそ

夏休み明け初めての作品です。
パーソナルゲートの絵です。
パーソナルゲートの絵
お客さまの第一印象は「星が生まれる前の宇宙のガスみたいに」だったそうです。
なるほど、と思いました。

描いていて、私は2つの相反するようなエネルギーを感じました。
熱い強い激しいエネルギーと、冷静な冷やかなエネルギーです。
それは、感情と理性のような関係とも言える気がします。
いわゆる「陰陽」ですね。
2つの相反するようなエネルギーというのは、誰の中にもあって、
それをどのように扱うか、で、人生の色合いも違ってくるのだろうと思います。
どちらかだけを使っていると、だんだんと偏りが大きくなってしまって、人生という旅路の中で迷子になりやすいでしょうし、
2つのエネルギーをぶつけ合って相殺させてしまっても、これまた迷子になってしまうのでしょう。
どちらも活かすような扱い方をする。
言うのは簡単ですけど、難しいことですよね。
けれど、まずは自分の中にどのようなエネルギーが存在しているのか、を少しずつでも知っていくことが大切なのではないか、と思います。
「自分はこういう人間だ。」と決めつけないことが肝要かと思います。
この絵のお客さまも、ご自身のことをさらに深く知っていくことで、新しいご自身に生まれ変わることになるんじゃないかな、と思いました。
まるで光り輝く星が生まれるように。
*+*+*+*+*+*+*
さてさて。
ついでにひとつ。
ちょうど1週間前に、娘と娘の友達にお願いされて本屋さんに彼女たちを連れて行ったんです。
その時に、なんとなく「今の私に必要な本があったら教えてよー。」と、誰にというわけではないのですが、守護してくれてる方々にふわ~っとお願いしてる自分がおりました。
すると、ふとこの本が目に留まりました。

パラパラと本を見て、一旦は本棚に戻したのですが、なんとなーーーく気になり、結局購入しました。
初心者向けで読みやすい上に、基本的なことがサクっと抑えてある本だと思いました。
特に

今世であろうと来世であろうと、同じ直霊で生き続ける限り、一貫してやることを「天命」と呼ぶのです。 (P130)


という部分に、「あああ、そうだった~。忘れてた~。」と、おでこを手の平でパチンと叩いてしまいました。
過去世を少しばかりでも思い出してみると、一貫するテーマというのがうっすらと分かることもあるかと思います。
ひとつひとつの人生の「ストーリー」だけに囚われるのではなくて、一貫するテーマが何か、ということ、
そして今の人生にもそのテーマがどんな形で現象化してるか、を冷静に分析することも大事なんじゃないかな、と思います。
……が。
案外分からんもんなんじゃないかなー?と思うんですよねぇぇぇぇ。
自分では。
上辺のストーリーから見える共通テーマはすぐに分かっても、根本的なところのテーマというのは、案外分からんような気がします。
なので、過去世を少しばかり思い出そうが、ちっともそんなの思い出せなかろうが、あまり変わらないような気がします。
とにかく、「自分も他人も幸せになる方向を探して、やれることをやる」だけのように思います。
龍もそういう人が好きなんですってー♪
で、ですね。
本の中で、龍にも種類があって、龍神と呼ばれるクラスだと高龗神(たかおかみのかみ)と闇龗神(くらおかみのかみ)と2種類いるそうなのです。これもまた陰陽のようです。
本では分かりやすく、闇龗の働きが人生を基盤を作り、高龗の働きが上昇拡大していく運気をもたらしてくれる、という説明がされていました。
それで、闇龗が管轄するのが「地龍」だそうで、地龍には赤龍が多いのだそうです。
なにみえ遠足で私のところに来てくれたドラゴンの時環は東洋龍の姿で青いんです。
また、ちょっと前に自分の中(…ってどういう意味かよく分からんのですが)に龍がいるのを感じたのですけど、それは白に金色なのです。
本の解説によると、「天龍」は青(緑)龍 → 白龍 → 金龍・銀龍 とレベルアップするらしいので、どちらにしても私を守護してくれてるのは天龍なのかなー、と思ったのですね。
(ちなみに地龍は赤 → 黒 → 金・銀とレベルアップするそうです。)
てことは、地龍とご縁をいただけると有り難いよなぁー……と、単純に思いまして、とりあえず描いてみました。
小さい紙にですけど。

陰陽は揃ってこそ、ですもんね。

宇宙の声

日曜日の夕方に、久々に豊橋の先生のところに行くことになったので、
日曜日の午後にどああああっと集中して描きました。
先生のところにまたしても飾ってもらいました。
描き上がった時に娘に、絵の説明を求められたのですが、
「なんかねー、どあーーってなって、ぱーーーーんってなって、ぐあああってなったんよ。」
としか言えなかったんです。
そしたら娘が
「この絵は【宇宙の声】だね。」
と言ったので、タイトルはそれをもらいました。


宇宙の声、聴こえますか~?
夏場に体調を崩したオカンの代わりに先生にあれこれ訊きに行ったのですが、
久しぶりだったので、先生も楽しそうに子供たちに話しかけてくれたり、これまた興味深い話をいろいろしてくれたり、
相変わらず先生のところに行くと何とも心がすーっと軽くなるので、やはりたまには先生の顔を見に行かないとな~、とあらためて思いました。

乙女座新月(金環日食)のうさえる

夏休みが終わりました……。
夏休みだからと言っても、今年はなんだかんだと子供たちに予定がいろいろあり、気持ち的には慌ただしく過ぎた夏休みとなりました。
8月18日が小学校の登校日で、それまでにクリアしなければならない読書感想文と生活作文、ポスターなどがあり、それらの手伝いに結構キュウキュウしておりました。
娘には表現したいことがたくさんあるのですが、それを上手く文章化するのはまだまだ難しいため、「お母さん手伝ってぇぇぇ~。」となるわけです。
私もね、文章の書き方を娘に教えるのは年に一度のこの夏休みの宿題だけなので、しっかり向き合いたいというのがあるんですよねぇぇぇぇ。
でも、かなりしんどいです…。
おかーちゃんも修行です…。
で、18日になり、やれやれ…とホッとした途端に、アレですよ。
水瓶座満月で、「変革の使者」が我が家にやって来たってわけですよ。
そしたらその後、ほんとーにえらいこっちゃの連発で、その状態で26日の関ジャニ∞のリサイタルに行けるんかいな?とちょいちょい不安にもなったんですが、おかげさまで無事に行けました!めっちゃ楽しんできました!
ほんっと行けて良かったです……。
その「えらいこっちゃ」な話をある程度書いておきたいんですけど、明日とか書けるかなぁぁぁ…。
さてさて。
前回の記事は水瓶座満月でくまえるを描いたよ、でしたが、
今回は乙女座新月でうさえるを描いたよ、であります。


娘が親友ちゃんのために描いてくれ、とずーっと私に頼んでいたのを、やっと本日描くことができました。
さっき遊びに…いやいや、娘と一緒に漢字の勉強をするために我が家に親友ちゃんが来たので、早速プレゼントしました。
日本では見ることはできませんが、金環日食も起こるそうですね。
http://horoscope.kkmaestro.com/article/441489311.html
優しいだけのうさえるではないかもしれませんが、うさえるだからきっと大丈夫…だと思う…。
いえね、先日の「水瓶座満月のくまえる」なんですけどね、娘が友達にあげると言い出しまして、結局プレゼントしたんですよ。
その友達が自分のイヤなところを変えたい、ということを娘に話したそうで、娘はそれを応援するにはあのくまえるが丁度いいと思ったらしいのです。
初見で娘は「強いっ!頭痛いっ!」と言ってたってーのに、それを友達にあげるなんて~大丈夫かぁぁ~?…と、ちょっと私はシブっていたのですが、誰にでも強いわけじゃないかー、と思い直してOKを出したんですよね。

……そしたら、お友達がなかなかの高熱を出したそうでして。
もちろんお医者さんは夏風邪と診断したそうなので、夏風邪なんですよ。ええ。
それは間違いないです。
……でも、「ちょっと強すぎた?ごめんね…。」と内心チラリと思っておるたみえかーさんなのでした。

水瓶座満月のくまえる

今日は午前中にこんなツイートが回ってきました。


そうかー。
水瓶座の満月かー。
天王星は変革の惑星だもんなー。
なんて思っていたら、お昼前に『変革の使者』が我が家に突然現れました。
びっくりしました。
(その話しはおいおい。)
てなわけで。
水瓶座満月のくまえるを描いてみました。
……って、ほんとはそんなつもり無かったんですけど、午後から娘も息子も家にいないことになっちゃって、時間がぽっかりできたので描いてみただけなんですけどね、なんとなくそんな絵になりました。

変わることって、怖いけどね。

置き去りにしてしまったものを探せ

子供たちの長期お休みの時は民絵屋もお休みです。
おかーちゃん一人っきりじゃないと絵の具で絵を描くということができないためです。
そんなわけで、夏休み突入直前にお届けできた絵です。
お客さまがお友達にプレゼントするためにご注文してくださいました。
大天使ジェレミエルで、オラクルカードはLife Reviewでした。
大天使ジェレミエル
深いレベルでの人生の棚卸をすることで、置き去りにしてしまったものや、見落としていたものを見つけることができるのだろう、と感じました。
その作業はもちろん簡単なものではないのでしょうが、お友達の方にとっては今このタイミングにおいて必要なことなのだろうと思いました。
そして、置き去りにしたものや見落としていたものを見つけることができたら、それを掬い出すことになるわけですが、
その時には絵の上下をひっくり返してください、とお伝えしました。
大天使ジェレミエルR
今の貴方には、どちらのジェレミエルがピンときますか?

豊宇加能売命

今回は、女神さんです。
豊宇加能売命です。
このような伝説の女神さんです。
豊宇加能売命
豊宇加能売命という女神さんは申し訳ないことに全く知らなかったのですが、
天使の絵を3枚も購入してくださってるお客様からのご依頼でしたので、今までの感謝の気持ちも込めまして承りました。
ラフで何枚か描いてみたのですが、実際に筆を持ってみたら全く違う絵になりました。
とてもカラフルで、微笑む優しい女神さんになりました。
お客様もこの微笑みが印象的に感じられたそうです。
そして、この女神さんがご自身の本質であると絵を観てお客様が感じられたそうです。
ご感想のメールにはお客さまと豊宇加能売命との縁の深さが窺われるエピソードが記されていましたが、信仰や憧れや畏怖の対象としてだけではなく、魂のおおもとを感じてくださったのだなぁ…と思うと、描き手としては非常に嬉しいことでした。

と。
そんな豊宇加能売命さんですが、
発送直前に、額に入ったこの絵を何も考えずになんとなくなんですが、じーーーーっと観ていたらですね、
突然、すぽんと頭の中に女神さんからのメッセージのようなカタマリを投げ込まれました。
翻訳すると、
「もう十分ですから、余計なことは考えずに、貴方の太陽を輝かせなさい。」
という感じのカタマリでした。
実に優しく、しかし遠くまで響く「声」のように感じました。
(実際に声として聴いたわけじゃないけどね!)
額入り豊宇加能売命
羽衣を失った天女も苦難の末に祀られて女神になったのですから、
私たちの(現世だけじゃなく過去世も含めて)人生のアレもコレも霊的飛躍の糧なんだろうなー……なんて思えます。
だから愛情深く応援してくれるような、そんな女神さんなのかもしれません。
この絵から、何かメッセージを感じたよ、という方は、良かったらコメントに書いてみてくださいね♪

温かく包みこむようなエネルギーを感じたメタトロンでした。

大天使メタトロンをお客さまにお届けしました。
オラクルカードはIndigo & Crystal Childrenでした。
カードを引いた時には、「お客様はインディゴさんな子供たちに教えたりサポートしたりするお仕事をしたらいいんじゃないかなー?」とパッと思ったのですが、
絵を描いていたら、「あー、もしかしたらお客さまご自身もインディゴさんなのかもなー。メタトロンが包み込むようにサポートしてるなぁ~。」と感じました。
その旨をメッセージに書いて送らせてもらったら、以下のようなお返事をくださいました。
大天使メタトロン

インディゴの子どもをサポートする仕事に関わるといい、とのことでしたが
今は子どもに勉強を教える仕事をしています。
昔からメタトロンーメタトロンー子 ども子どもとカードやいろんなところから言われ続けていて、
メタトロンが届いたのでやっぱりそうかという感じがしました。
自分がインディゴではないかと言われるのは初めてでしたが、
すんなりと受け入れることができるので、そうなのだと思います。
仕事についても、これでいいのかな、と思っていたところだったので
一つの指針にさせていただこうと思います。
この度はありがとうございました。


「これでもかパターン」だったようですね。
メタトロンが温かく包み込むようにサポートしていることを、この絵を通して感じてもらえたら有り難いです。
インディゴさんの説明はさまざまなサイトでもされていますが、おそらく個人差はすごく大きいのだろうなー、と思っています。
その中には周囲に理解されにくい子もいるでしょうし、そういう子供たちをしっかり見ている大人が周囲に1人でもいるというのは、とても大切なことだと思います。
悩ましいことも多々あるでしょうけれども、そんな大事なお仕事をこれからも喜びと共に頑張っていっていただきたい!と願っております。

ユニクロのアレ、うさえるとくまえるを追加しました。(※追記あり)

梅雨でじめーっとしてる時に、ちまちま作ってみました。
よろしかったら、こちらでご確認ください♪
https://utme.uniqlo.com/jp/front/mkt/show?id=205548&locale=ja
うさえるは、全部コレです。
夏の新作うさえるです。
夏の新作うさえる
白抜きくまえる2枚の元ネタはこちらです。
くまえる元ネタ
これ、ノーマルに白地に黒でもいいかもしれんー。
(や、あたしがあまり白Tシャツを着ないんだよねん。白って汚れが目立つから~。)
++++++
あ。
あとそれからですね。
ブログを読んでくださってるlarisaさんが、今週末と来週末にEテレで主人公の男子がディスレクシアという海外ドラマを再放送してくれる、と教えてくれました。(ありがとうございました!)
これです。
http://www9.nhk.or.jp/kaigai/hank/
娘にサイトを見せたら「見たい。」と言うので、録画を予約しました。
このサイトに、アガサ・クリスティーもディスレクシアだったらしいと書いてあって、「この人、有名な作家さんだよ~。」と娘に教えてやると、小説家になりたい(←獣医さんはやめたらしい)娘は目を輝かせて、「ディスレクシアでも作家になれるんだね!」と喜んでいました。
どうしてもねー、いろいろねー、落ち込むこともちょいちょいあるみたいなんですが、娘の「天然温泉が湧き出てる」ところを活かして、職業は何でもいいのでクリエイティブな人生を送ってもらいたいと願っております。たみえかーさんは。

夏至の太陽のゲート

お客様ご注文のパーソナル・ゲートの絵です。
前の週に描く予定だったのですが、あれやこれやとありまして、「今日こそは描くぞー。」となったのが夏至当日でした。
太陽のゲート
描いている途中、
身体のリズムを感じることが大切。心臓の鼓動をしっかり感じること。
という……言葉にするとそういう感じなんですが、そのようなメッセージみたいなモノを感じました。
そして、やはり夏至の日でしたね。
太陽が最後にばーんと出てきまして、すぱーん!と納まりました。
ええ、本当に「納まった」という感じでした。ここにはこの太陽しかないんだ!……みたいな感じでした。
眩しい……というのは、別に実際に目に眩しいわけではないのですが、さすが夏至に描いた太陽だけあって、眩しいなぁ~…熱くはなくて軽やかなくらいなんだけど四方八方へと拡がる圧力を感じるなぁぁぁ……と、描き上がってからしばらく眺めておりました。
すると、やはり太陽で大正解だったと、お客さまのメールから知ることになりました。
以下にお客様からのご感想メールの一部を転載します。

連日、帰宅が遅くなり レターパックを受け取ることができず、
今日、郵便局へ行ってきました。
楽しみにしていたパーソナルゲートが、私のところへやってきました。
箱を開けた瞬間、「すごいエネルギー~!!」と思いました。
が、袋から出すと、もっとすごいエネルギーが伝わってきました。
袋1枚でこの違い!?
と感じながら、ゲートを見ました。
第一印象
「かわいい」
次に、「上はどっち?(絵の)」「宇宙に上も下もないよね。」
「天使の羽がいっぱい?」
「星?」「惑星?」
などなど・・・
お手紙を読ませていただき、夏至に描いてくださったこと、
太陽のゲートであることを知り
1年に一度の夏至に描いていただけたことをとても光栄に思いました。
「のおおおおおぉぉぉ 夏至!!」
って感じでした。うれしくて、涙が少し・・・
私の勝手なイメージで、ゲートはもっと、ぐるぐるしているものかかと思っていました。
しかし、エネルギーの総量はとても多いのに、受ける感じは軽い(軽薄という意味ではなく)。
太陽の光であればそのとおりですよね。納得です。
太陽の恩恵を受けて、地球や地球の生命が成り立っているわけですから、
太陽のゲートがいただけたことは、私にとっては最高のギフトです。
話は変わりますが3月ごろから、
食べても、食べても胃のあたりに空虚感があって、しんどくなっても何か食べてしまう日々でした。
ひょっとして第3チャクラにエネルギーがないのかなぁ と思い、
ゴールデンウィークに8年ぶりにオーラソーマを受けにいきました。
その結果、やっぱり第2と第3チャクラのエネルギー不足が判明しました。
黄色とオレンジのボトルでエネルギーを補給し、やっと、空虚感が収まっていました。
そこへ、太陽のゲートがきたものですから、
太陽が課題だったかもしれないなぁ。と思いました。
太陽のゲートから、どこにでもひゅっと行けそうな気がします。


第3チャクラの辺りには太陽神経叢がありますよね。
http://blog.goo.ne.jp/konsaruseijin/e/ca2db3285976c6b85b5ac076a640a385に書いてありますが、絵に書いたお日様みたいだからこの名称がついたとか。
夏至の、太陽の力が一番強い時にこの絵を描くことになったのは、やはり意味があったようです。
お客様には、ご自身の身体のリズムをじんわり感じつつ、ご自身の太陽をキラキラに輝かせていただきたいなー、と思います。
ご自分に自信が持てない方、ちょっとご自分の太陽がしょぼしょぼになってるなーと感じる方は、
この絵を見て、みぞおちの辺りにあるご自分の太陽にエネルギーを注入してみてください♪

絵を描いたのは私だけれども、絵を生み出したのは私一人じゃない。

先日紹介したこのパーソナル・ゲートの絵なんですけども。
星が輝くその直前
お客様から許可をいただきましたので、一部転載します。

絵を受け取り、対面しまして、高揚と動悸が止まりませんでした。
あぁ、本当にこれは自分のゲートなんだな、という実感と同時に、いただいたメッセージを噛み締めながら、幾日か過ごしておりました。
三月に絵の依頼をし、四月の熊本地震、また五月の末に父が急逝し、落ち着いた頃合いに、まるで意図されたかのように届いたパーソナル・ゲートの絵は、私が大好きな色合い、柔らかな雰囲気とは裏腹に、やりたいことをやるのならば、覚悟を決める時ですよ、と伝えてくれているのだと思いました。
チリやガスのようなもので構成された混沌としたものの中から、必要なもの不要なものを選り分けて、集約して形を作っていくことが課されてるんだなぁと思います。
パーソナルゲートの絵、本当にありがとうございました。おかげで、この一年が人生の頑張りどころなんだと実感を得ることが出来ました。やるべきことをやっていきます。
また、おまけの星のハガキも愛らしく、合わせて御礼申し上げます。
それから、震災に関しては、私の住んでいる地域は、ほぼ無傷でした。仕事も失うことなく、生活出来ております。まだまだ県全体で考えると、復興には時間がかかりますが、頑張ろう熊本を合言葉に県民それぞれにやっていくことと思います。お心遣いありがとうございました。


「よし。絵を描くぞ。」と、お客様ノートを開いてみたら、ご住所が熊本県でした。
地震の影響がお客様にとってどれくらいのものかはさっぱり分かりませんでしたので、このまま描いて送っても大丈夫かな…、と思ったのですが、もしも避難していらっしゃるならば、避難先に(郵便屋さんがうまいこと)届けてくださるだろうし、もしも代金が今は払えないということならば、それも支援のひとつとして待たせてもらえばいいし……と、考えまして、描いて送らせてもらいました。
すると、お客様のお住まいの地域は被害がほとんど無いとのことで良かったです。
しかし、地震の後にお父様が急逝されたと書かれていて、胸がきゅっとしました。
「落ち着いた頃」というのは、寂しさがじわじわじわじわ……と深まっている頃という意味でもありますから、そんなタイミングであの絵がお客様のところに届いたのか、と、描いた本人も不思議な気持ちでいっぱいになりました。
そんな状況の中で、お客様がこの絵をとてもポジティブに解釈してくださったことが、とても嬉しかったです。
いえ、「とても有り難い」と思いました。
お客様にこの絵は「生かされた」んだなぁ、と感じたからです。
大げさな言い方ですが、『描いた私と、受け取ったお客様で、この絵を生み出した』という感覚になったのです。

もちろん、他のお客様との交流の中で、同じような感覚になったことは何度もありましたが、今まではこのように明確に言葉にはできませんでした。
なんていい仕事をさせてもらってるんだ、と素直に思えました。
いろんな人がいろんなスピリチュアルな絵を描いていて、絵の技術にしてもスピリチュアルな能力にしても、私よりうんと高いものを提供している人がたくさんいる現実に、無力感に近いものを感じることすらあります。
しおしおのほうれん草みたいな気分になります。
それでも、こうやってお客様とのやりとりを通じて多くの気づきをもらえて、お客様に「こちらこそありがとうですわ~。」と感謝していると、やれることをしっかりやればいいんだ、と前向きになれます。
しゃきっとしたほうれん草に戻ります。
今まで描かせてくださったお客様全員に、あらためて「ありがとうございます。」と伝えたいです。