百姓一期

あけましておめでとうございます。
1/7,8と赤目自然農塾のお餅つきと新年会に行ってきました。
入塾したのは2003年11月でしたから3度目の新年会出席です。
新年会では今年の抱負を皆で発表し合います。
自分は、今月で赤目で借りていた田畑をお返しして、これからは地元の田畑での実践を中心として、求めて頂ける方への販売を始めることを話しました。
実は年末年始に数軒の方から定期的に季節の野菜を届けて欲しいとの話を頂きました。
つまり今年からは無職ではなく、百姓としての農産物の販売を行うことになります。
新年会が終わった後、これまでのお礼を川口先生に伝えたところ、
「ずいぶんたくましくなられましたね。がんばってください。」
と、笑顔で川口先生から右手を差し出して頂き、握手して頂けました。
嬉しかったです。心が震えました。
販売を始めると決めたものの、値段付けどうしようとか、何軒分の生産が出来るんだろう、端境期の出荷どうしようとか、なんだか細かいところでうだうだと悩んでいた自分が吹っ飛びました。
おかげで思い出せました。
先を不安がらず、やれるだけやってみればいいんだってこと。
初めて一人で赤目に飛び込んで行った時もそうだったじゃないか。

白菜が倒れてたんですよ

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昨日は倒れて無かったはずなんですが、
今日畑に行ったらこんな風に白菜が倒れてたんですよ。
最初は誰かがいたずらしたのかと思ったんですけどね。
近づいてみるとどうも変なんです。
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近づいてみたら、、、
倒れた白菜の根元がかじられています。
で、根っこ側の方は、、、
穴??
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真ん中のしっかりとした根っこの芯だけを残して周りが穴になってる、、、
もぐら?
ねずみ?
なんにせよ食べていくなら綺麗に食ってけよ。
せっかく大きく育って楽しみにしていた白菜だったのに。
なんだか微妙にくやしかったので、穴の中にバケツ3杯分の水を流し込んでおきました。

育てたのではなく育てられたのかもしれない

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脱穀も終わり、稲藁を一面にふりまいた後の田圃です。
この状態で今年の田圃の作業は終わりになります。
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稲刈り後にばら播いておいた小麦が芽を出しています。
上からかぶせた稲藁が小麦の成長を妨げることはありません。
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いつも田圃の写真ばかりだったので畑の写真を載せてみました。
(一番奥の一面のキャベツ畑はうちの畑と違います)
草だらけの一番左の畝には里芋と生姜が埋もれてたりします。
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今日は秋じゃが堀りをしました。
秋じゃがは豊作でした。
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美味しそうなじゃが芋。
これはニシユタカという品種です。
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ブロッコリーも美味しそうに成長しています。
後ろは山東菜です。
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ここは秋から始めた田圃近くの畑です。
1.2m幅の畝を10本作りました。葉物の緑が綺麗です。
(奥の黒マルチして玉葱が植えてあるのはうちの畑と違います)
野菜だけでなく、お米もお店で買ってこなくても食べられるようになりました。
ありがたいです。

脱穀

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11/15~18まで脱穀作業でした。16日は子供たちと一緒に。
師匠が大切に保存していた足踏み脱穀機と唐箕は子供たちに大人気。
いつもは遊び回っている子供たちもこの日は夢中になって作業していました。
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17日はエコハウスの人たちと一緒でした。
彼らも今年初めて赤米を作ったそうなんですが、色付き米の脱穀やもみすりは白米と混ざるのが嫌がられて頼める農協や農家さんが無かったそうです。
そんな時に僕がここで赤米を作って手作業で少量の脱穀をするということを知り訪ねてきてくれたのでした。
彼らも僕と同じように師匠から道具を借りて来週赤米の脱穀をすることになりました。
無事に脱穀も終わり、この後はもみすりとなるのですが。。。
実は自分もどこに頼もうか悩んでいたところでした。エコハウスでも相当問い合わせをしたそうですが頼めるところが無くて僕のところまでたどりついてしまったそうです。
そこで決心しました。ミニダップ(FC2K)をお世話になっている農機具屋さんから注文しました(本日届いたとの連絡あり)。
そして勢いついて、家庭用精米機をamazonで注文。
来週からは自分で作ったお米を食べる生活がついに始まります。

稲刈り

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稲刈りです。
毎日少しずつ刈っていきました。
小学生の田圃が豊作だったため大ハザだけでは足りずにハザを追加で作りました。
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ここが最後になります。
鎌を使って倒れた稲を起こしながら刈っていたところ大きな生き物をみつけてびっくりしました。
(鎌の先に写っています)
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かえるです。
でかいです。
なかなかどいてくれませんでした。
しかたないのでつかみあげて移動させて稲刈り完了しました。
脱穀は11月中頃の予定です。

妙なる畑の会

連休に行われた自然農の全国実践者の集いに参加してきました。
初日は川口さんの田畑の見学でした。
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『その者青き衣をまといて金色の野に降りたつべし。
失われた大地との絆を結び、ついに人々を清浄の地にみちびかん。』
川口さんの田圃で撮ってきた写真を見返しててこんな言葉を思い出しました。
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川口さんの田圃は本当に力強かったです。
倒れてしまったうちの田圃の問題がなんとなく分かったような気になりました。
この稲の姿を頭にしっかりと焼き付けてこれから精進したいもんです。
いろいろと学ぶことの多かったこの三日間でした。
全国の自然農実践者の方(約250名の方が今回参加)と出会えたこともとても嬉しいことでした。
最終日のオプションで柏原自然農塾への見学バスで偶然一緒になった方のページです。
石畳自然農園
バスの前の席にこの方が座っていました。最初自分は外の景色を見ながらうとうとしていたのですが、前から聞こえてくるその話の内容(自然農を始めたきっかけなど)があまりにも自分にも通じることが多く、ついついうなづいてしまい声をかけました。
石畳自然農園いつか訪ねさせて頂きたいと思いました。

大ハザ作り

実りの秋になってきました。
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稲穂も充実して倒れる株も増えてきました。10月中旬には稲刈りです。
カナブンにレース状になるまで葉っぱを食べ尽くされていた畦大豆も復活、健気に沢山の実をつけています(枝豆として毎日少しづつ頂いてます)。
写真右奥の田圃(上段2段、案山子有り)は小学生の田圃でしてこちらも見事な実りとなっています。
稲刈りも間近になってきましたのでハザ掛けの用意を始めました。
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大ハザです。
師匠が大切に保管していた大きな稲木を存分に使わせて頂きました。
この大ハザに小学生の稲と一緒にハザ掛けをする予定です。
また、慣行農法でやってる一反分の稲も一緒にこのハザに掛ける予定です。
このハザに稲が並んでいく姿が楽しみです。

倒伏

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この写真は9/12のものです。
赤い穂が出揃った田圃はそれは見事です。
風になびく稲穂をぼんやり眺めているだけで、なんとも幸せな気持ちになれます。
で、
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これが今朝の状態です。
昨晩に降った雨と風でみごとにころびました。
とりあえず天気は良かったので先ず水を少なくしてどうしたらいいだろうかと色々考えました。
昼頃まで悩みながら様子を見ているところびの軽い部分は自力で多少改善しているようです。
ですが、真ん中あたりはさすがに起きあがることは難しそうなので3時頃から田圃に入って倒れた稲を大体4つ毎にまとめながら起こして紐で結んでいきました。
倒れた範囲もまだ少なかったのでまぁなんとかなりそうです。
起こし終わった後、こんなもんでいいのかなぁと悩みながら田圃を眺めていたら通り掛かったおばさんに、
「上手に起こしたじゃない。また倒れたらまた起こせばいいんだよ。」
と励まされました。
その通りだね。

出穂

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台風が日本海側を通ってくれたおかげで田畑への影響は少なくて済みました。
傾いた稲もいくつかありますがまだ大丈夫だと思います。
風がおさまった田圃ではトンボの数がさらに増えてきました。
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ちょっと遅れ気味ですが無事に赤米の穂が出てきました。
畦に立って稲の姿を眺めるのが楽しい毎日です。