もう2年くらいですかね。
パレットを「牛乳パック」で代用しております。
さて、少し前のことですが。
この記事
http://smalltamiel.blog82.fc2.com/blog-entry-1181.html
のことについて、小学校の教務の先生からお電話をいただきましてですね。
教育系の学会でここの小学校のことを紹介することになっていて、そこでこの話もしたいということで文章にしてもらえないか、と依頼されたのです。
ブログの記事をリライトすればいいので負荷は高くないなー、とすぐに計算できたので引き受けました。
そしてすぐにデータを学校に持って行くと、その日のうちに先生から手書きの丁寧なお手紙を(娘経由で)いただきました。
それに対して、私はこんな返事を書きました。
本当は手書きで返事を書きたいところですが、すでに手書きよりもキーボード入力の方が圧倒的に速くなってしまって20年経ちますので、このような形で失礼します。
先生のお手紙を拝読した後に、以下のブログ記事をたまたま目にしました。
http://ameblo.jp/happy-austism/entry-12162909523.html
14歳のダウン症の少年が、飛行機の中で体調が悪くなり着席を拒み、飛行機が着陸態勢に入れなくなり、その時に機内アナウンスで「先生はいらっしゃいませんか?障害児教育専門の先生はいらっしゃいませんか?」と呼びかけた…というお話でした。
その時に名乗り出た先生は、「先生モードに入り、先生の話し方、先生の声」で少年に話しかけたのだそうです。
そして少年は着席し、飛行機は着陸することができたそうです。
『近くの席に座っていた乗客の1人はこのように語った。
自分の夫は医師で一緒に機内にいたけれど、
彼には何も出来なかった、と。
代わりにこの医師は、この教師がスキルと知識を使って
少年を安全に導いていく一部始終を尊敬の念で見つめていたのだそうだ。』
と記事の中にありました。
「教師のスキル」というのは、やはり独特で無二のものなのだなぁ、と思いました。
家庭・地域の在り方と、先生のスキルというのが両輪となって子供を育てていくのでしょうから、すべての大人が常に客観的に自分を省みつつ、喜びをもって人生を生きていなければ、子供に対してどこか偏ったものを与えてしまうような気がしています。
その点、息子は地域にも先生方にも恵まれて、ほんとうに幸せな子だと思っています。
○○小の良さがこれからもずっと保たれていくことを願っております。
たしかですねー、用事が立て込んで慌ただしい中で書いたので、手書きじゃ書いてらんねーー!とPCで書いたのでデータが残っておったので、今思い出してコピペしたのですけど。
と、先生とこんなやりとりがあり、そこから1カ月以上間が空いての先週、たまたま先生と学校の駐車場でバッタリ会ったので挨拶をしたらですね、忙しいであろう先生がちょっと立ち話をしてくれました。
あの返事を受けての、先生のお話でした。
この小学校が、ということではなくて、一般論としてなんですが、
教師たちがまとまっていないままで、子供たちに何か指導をしたとしても、子供たちにはお見通しだと思うから、まずは大人がちゃんとしないといけないといけない……という基本的なところを最近はすごくよく考える、と先生がしみじみとした様子で話してくれたのです。
「子供は大人の在り様を見抜きますよね!口先だけだとバレますよね!」と、私も激しく同意しました。
学校の上の方の先生がそんなふうに考えていることを知って、子供を預けている親としては非常に有り難いと感じずにはいられませんでした。
立ち話はほんの2~3分のものだったのですが、忙しい先生がそんなふうに話してくれるということが嬉しかったです。
こうやって話してくれるというのは、信頼できる保護者と見てもらえてるんだろう、とも思えましたし。(伊達に歳取ってないよーーー!)
ありがたいことです。
ほんとはねー、先生とはお酒でもちびちびやりながら、もっといろんな話を聞いてみたいんですけどねー、それはさすがに難しいですしねー。(←会社員時代はお酒でコミュニケーションを取ることがデフォルトだった人)
と、ちょっと嬉しかった出来事でした。