女子のみなさんは「そうよねー…。」と分かると思うのですが、
小3、小4の頃から女子特有の人間関係の問題というのが大きくなってきますよね…。
小4の娘も例外にあらず。
先週末に泣きながら「こんなことがあった。」と話をしてくれました。
私自身も小4の頃が一番キツかったんです。
「なんでそんないじわるなこと言うのかな?」と悶々とすることがすごく増えたんです。
一対一だとそんなことないのに。
で、娘の話を聞いていて、ふと思い出したのがこのコマでした。
竹宮恵子の「私を月まで連れてって!」の中の1コマです。
ええ、かなり昔のマンガです。
女子はずるずるべったりつながった水平思考をしやすい。
男子はロクでもないほど個々独立のタテ型思考をしやすい。
もちろん、これも人によってその度合いがいろいろあると思います。個人差ありあり。
うちの娘は女子だけど、ずるずるべったり水平思考は若干薄めで、タテ型思考も持ってると感じます。
そして娘の一番の友達も同じような割合だなー、と感じます。
だから気が合うんでしょうね。
が。
娘曰く「いじわるなことを言う」「悪口を言う」という女子たちは、私から見ててもずるずるべったり水平思考が強い女子なんです。
これは良い悪いじゃなくて、生まれ持っての気質の影響がとても大きい気がします。
しかし、問題は水平思考そのものではなく、ずるずるべったり水平思考が「共感」をしたがる傾向が強いために、「その場にいない人の悪口を言う」ことでその水平思考のつながりの中で共感し合うことをしちゃう、ということなんだと思うんです。
だって、一番簡単なんですもん。その場にいない人の悪口を言うのが。
ちょっとしたことに対する「なんかイヤだなぁ。」という感情をそのまま口にして、「あの子イヤだよね。」って言うことはとても簡単で、それで共感しあうというのも簡単なことです。
人格が磨かれることで、共感するものが「人の悪口」じゃなくなっていくのだと思いますが、それはそんなに簡単に成されるものじゃないですもんね……。
大人になっても難しいから、あちこちで小4と同じようなトラブルが大人世界でも頻発してるんですよね……。
ずるずるべったり水平思考は、おそらく人間の進化において有益だから女性の中に多くみられる気質として伝わっているのでしょうから、それそのものはやっぱり良い悪いじゃないと思います。
それはタテ型思考でも同じですよね。
で、これらをネガティブな使い方にならないようにするには、メタ認知を鍛えることが大切なんじゃないかなー、と思うのです。
人格を磨く、というのも、メタ認知が鍛えられていてこそだと思いますし。
あくまで私から見てなんですが、娘のクラスメイトの数人は自分が人の悪口を言ってるという自覚がとても薄いと感じます。
モロモロのエピソードから類推して、メタ認知がすごく未熟なんだろうな、と感じるのです。
なので、前頭葉をバリバリ使ってこれからそーゆー部分を鍛えていってくれたらいいんですが………、それを待ってると性格形成および周囲への影響という点で手遅れなこともいろいろ発生しそうだよなぁ~、とも思うんです。
なんてったって、これからどんどん難しい年代になっていきますからね……。
思春期は目の前なんだよぉぉぉ!
というわけで。
いろいろ考えさせられる今日この頃であります。
あ。
でも、娘は元気に学校に行ってるので大丈夫です~♪
一番の友達の存在がとても大きいです。ありがたいです~♪♪
なにより、時々イヤなことについて泣きながらも話してくれて毒出ししてくれるので、親としてはこれまたほんとにありがたいです。
言わずに一人で悩んでたらかわいそうだもんね。
……ってか、私は言わなかったな。オカンに。そいえば。(と、今気がついた。)
「メタ認知ってなに?おいしいの?」