女子の人間関係 (2014/04/10) 水島広子 |
この本を読みました。
女性なら分かると思いますが、女子のイヤなところって……ありますよね。
そーゆー部分をカギカッコつきの「女」と呼びながら、書かれています。
「女」度が高いか低いか、で、生きにくさって全然違うよなー、って思います。
「女」度がゼロという女性はいないと思うので、高いか低いか、ということになると思うんですが、
自分はそんなに高くならないように心がけてるつもりでも、この本を読んでると、自分の中にもあるあるーって思わされます。
ある……んだけど、なるべく低く抑えてる。
でも、「女」度が高い人の言動を間近で見ると、自分の中の「女」が刺激されて、すげぇぇぇイヤ~な感情になる。
そんな時に、どういう考え方をしてうまく対処したらいいか、なども書かれています。
いろんなケースを取り上げて。
そもそも、
なんで女性には「女」の部分があるのか、ということも、一番最初に書かれています。
考えられる要素はさまざまあるようですが、その中で著者が一番注目しているのが、
「社会的に作られる」というものです。
伝統的に女性が「選ばれる性」であることが、「女」をつくり上げる大きな要因だということです。
そして「女」とは、癒されていない心だと言っています。
そういう観点から論じられています。
もちろん私も、それだけが原因だとは思わないのですが、大きな要因であるのは同意できます。
というか、「なるほどね!」と、納得だったのです。
自分の中の「女」と照らし合わせてみても、認めたくはなくても、あああーそういう反応なのかー、と納得できてしまうのです。
なので、「女」度の高い女性と関わった時に、自分の「女」を低くキープしつつ相手の「女」を刺激せずにどう対応するか、というのをケースごとに書いてあるのもなかなか参考になりました。
(相手の「女」を刺激しない、というのは、自分を守る上ですごく大事!)
女性のみなさんは、小学校の後半くらいから中学生くらいの間で、「女」とどう対応していくべきか、を実地で学んできたと思いますが、
そこで『自分の「女」度を下げて、うまく対応する』ということを身につけられないと、大人になってもずーっと「女」の問題に悩まされることになる……気がします。
周囲の女性たちを見てきて、私はそう思います。
中学生のうちにそれを身につけられなかった人はもちろん、うまいこと身につけることができた人も、理論的な裏付けになるので、読んでみると面白いかと思います。
おれは箱入りお猫。
ベルメゾンの箱がちょうどいいんだ。