昨日は、月子さんとのメールのやりとりで、
「若いうちの苦労は買ってでもしろって言うけど、この歳になってくると、ほんとにそうやと思うわー。」
という話になりました。
関ジャニ∞の番組に、華原朋美さんが出てたんですが、
朋ちゃんってデビューしていきなりドカーンと売れちゃったから、ちょっとかわいそうだったかもな、と思ってたんです。
いきなり売れてチヤホヤされて、それからどん底を味わうことのキツさって、想像するのに難しくないですよね。
ジャニーズの先輩である諸星くんが、去年だか一昨年にチラっと見た番組で言ってましたが、
いきなりめちゃめちゃ売れて、そしてダメになって、日本に居ることができなかったらしいのです。
精神的に。
挫折してから、が、試されるんですよね。
その人の人間性が。人生が。
なので、朋ちゃんが歌手として復帰できてほんとに良かったな、って素直に、単純に、そう思います。
(好き嫌いは別にしてね。)
月子さんと私の愛する関ジャニ∞は、その点では正反対で、若い頃にすごーく苦労し、挫折も味わってるので、ここまで売れるようになっても、どこか謙虚なんです。
松竹座にお客さんがぜんぜん入らなかった頃のことをずーっと忘れていないのです。
だから、自分たちはどんどん新しいことにチャレンジし続けて、どんどん成長していかないと、という気持があるし、
そういう姿をちゃんと私達に見せてくれてるんです。
すごいなー、と、これまた素直に、単純に、思います。
(好き嫌いは別にしてね。いや愛してるけど。)
そしたらですね、
今朝のフジテレビ系の番組で、JTBの社員の事件のことを取り上げていました。
遠足のバス手配のミスを隠すために、生徒が遠足に行きたくない…と自殺をほのめかすような手紙を学校に送った、という事件です。
これについて番組で話し合ってたんですが、SMAPの中居くんが言ってたんです。
恥をかくことに慣れてなかったんだろうね、って。
(だからコトがオオゴトになっちゃったんだね、と。)
SMAPの先輩たちは、デビューしていきなり売れちゃう人たちばかりで、そういう人たちを見てきて、大変だなー、と思ってたそうなんです。中居くんは。
恥をかけないところにいきなり行ってしまう、というのは、しんどいだろうって。
SMAPはずっと恥をかいて、そうやって自分たちを鍛えてきたから、恥をかくことは慣れてるそうなのです。
それは、若い頃からのSMAPを見てきてるので、なんとなく分かる気がします。私にも。
できれば、
10代、20代のうちに、苦労をしたり、恥をかいたり、挫折したり……というのを、それなりに経験して、
そしてそれを自分の糧にできるような強さを獲得していった方が良いんじゃないかなー、と、私は思います。
そこそこ順調にずーっと人生を歩んできて、恥をかくとか挫折することに免疫があまり無いまま、中高年でいきなりリストラされたとか離婚された、とかになったらですよ?
そりゃ~立ち直るのも、立ち向かうのも、めっちゃしんどいと思いますもん。
若い頃のそれよりうんとダメージ大きそうですよね。きっと。
もちろん、若かろうが中高年だろうが、挫折した時に他人のせいにしたり
卑屈になってしまったらアウトだと思うんですがね。
他人のせいにするのはもちろん、卑屈になるってのも一種の「逃避」だと思うし、何から逃げてるかって、それは「自分」から逃げてるってことですもんね。
自分から逃げてて、成長できるわけないですよねー。
そこがキモなのかな、って思います。
端から見たら、私の人生はどのように映るのか分かりませんけど、そこそこ順調な人生に見えるかもしれませんね。
でもね、これでもけっこーいろいろあるんですよー。はははー。
けど、なんとかそれらを消化して自分の血肉にして、今の自分になってきてるわけでね、
前にも書きましたけど、身体はそりゃ若い方がいいけれど、昔に戻りたいかと問われても、私はNOって言うと思うんです。
今の自分の方がいいですもん。
常に最新の自分が一番いいです。私は。
(と、心底思えるようになってきたのが嬉しいなぁー。20代前半まではとてもじゃないけどそうは思えなかったんで。)
これからも、最新の自分が一番いいって言い続けられるような歳の重ね方をしていこうと思ってます。
そいえば、うちのオカンがしょっちゅー言ってました。
「私は子供の頃からいっぱいイヤなことがあって、苦労もいっぱいさせてもらったから、歳取ってから呑気にさせてもらってるんやと思う。歳取ってからの苦労はイヤやもん。この方がありがたいよ~。」
って。
私もそう思います。
歳取ってから呑気に暮らせるように、今はもちょっと頑張りますかー。
おれだって苦労してんだぞ。
おにーちゃんに甘えてやるのも仕事だしな。
いろいろ大変なんだぜ。