今月から、息子にヘルパーさんがつきました。
週に2日くらい、夕方の1時間なんですが、お散歩で公園に連れてってもらいます。
いえね、娘の保育園にお迎えに行く時に、必ず息子も一緒に連れてくことになるんですが、
家から徒歩5分くらいのところなのに、途中で座りこんで歩かなくなる息子に対して、娘が怒ったりするんですよ。
娘にしたら一日保育園で頑張ったんで、早く帰りたいんですなぁ。
で、怒って走り出した娘が、(田舎道の裏道なので)たまーに通る自転車にぶつかりそうになりまして…。
肝を冷やしましたわさーーーー。
私の反射神経もかなり鈍いし、大きくなった息子を抱っこして歩くことはもはや不可能だし、ってことで近場だけど車でのお迎えをすることにしたんですが、
すると、娘は「お散歩で帰りたい~。」とゴネるし…。
それに、息子がいるとほんとーに慌ただしくて、娘の様子を教えようとしてくれる保母さんの話もなかなかちゃんと聞いていられないし…。
そこで、ヘルパーを依頼することにしました。
お父ちゃんの勤め先なんですが、要望数に対してヘルパーの人数が少ないので、毎日というわけにはいきませんが、それでもありがたいですよ。
特に今日みたいな、雨ザーザーな金曜日の夕方は。
大きな布団袋を肩から下げて傘さして、傘をさしてる息子と娘をコントロールして車に乗りこませるというのは、非常に難度が高いんですもん。
それに、今日は息子の同級生のお母さんと数分間の立ち話もできたし~~。
娘はその間じーっと傍らで待ってくれてるけど、息子は絶対に無理!だし~~。
というわけで、昨日と今日とヘルパーさんとおでかけしている間に娘をお迎えに行ったんわけですよ。
そしたら、娘ってば、
「おにーちゃんがいなくて、さみしい。」
を連発。
たしかにありがたいことに仲良し兄妹だけど、いたらいたでケンカになるやんか~、とトホホな気分なお母ちゃん。
「おにーちゃんは、ヘルパーさんと本屋に行ったんだよ。」
と教えてあげたら、娘が
「あたしもヘルパーさんと行きたい。」
と言うんですよ。真似したい年頃がずーっと続いてますよ。ええ。
でも、健常児のあなたにはそのサービスは受けられないのよ。
……と言ってももちろん理解できるわけないので、
「おにーちゃんは、ダウン症って病気だから、ヘルパーさんが助けてくれるんだよ。」
と、とりあえず娘に言ってみました。
体質と言っても分からんだろうから、病気という言葉を使いました。
すると、
「どうして、おにーちゃんは病気なの?」
と聞き返されました。
一瞬の間に、いろんな答えが思い浮かびました。
だって、とっても深い問いなので。
んで、とりあえずこの場合は染色体の突然変異が原因って回答が妥当だなー、と思い至ったんですが、そう言ってももちろん理解できるわけないので、
「おにーちゃんは、お母ちゃんのお腹の中にいた時から病気だったんだよ。ずーっとこの病気は治らないんだよ。」
と答えると、娘は神妙な顔つきになってきたので、
「でもさー、おにーちゃんはいつもニコニコしとるよね?だからおにーちゃんは大丈夫だよ~。」
と言ってやると、娘はニコっと笑いました。
まだ小さな娘に息子のダウン症に関わることを説明するのって、やっぱりちょっと難しいなーー、と思いました。
でも、てきとーに誤魔化すわけにもいかないしね。
しかし、子どもの問いは根源的だなー、としみじみしました。
そして、息子は笑顔で帰ってきましたよ。もちろん!
娘ちゃんの台詞にウルッときました。
簡単にコメント出来るお話じゃないけど、読んでて
「ああ、まだ私達は大丈夫なんだ」って
心が温かくなりました。
ありがとうございます[i:63942][i:63890]
こっちこそ、ありがとうですー。
えへ。