こういうのが、幸せ。

【3月7日(土)】
このところ雨がちだったけれど、今日は朝からずーっと良いお天気でした。
午後4時くらいだったかな。
明日も明後日も雨だし、今日のうちに畑に行って、脇芽として生えてきてるブロッコリーをぷちぷち収穫しておこうと思いました。
息子と娘を2人連れては畑に行けません。
2人がバラバラに走って行ってしまうからです。
今日はお父ちゃんがお仕事お休みで、子供たちといっぱい遊んでくれていましたが、ついでに娘をお願いして、息子だけを連れて畑に行きました。
お母ちゃんはブロッコリーをせっせと収穫していました。
息子は、ブロッコリーとキャベツと一緒に生えているカラスノエンドウの中に座り込んでいました。
草をちぎったりしながら、何かとお話していました。
自然農の畑で、こうしてカラスノエンドウがたくさん生えてくるのは、良い畑になっていっている証拠なんだそうです。
とてもふわふわの、優しい草です。
そのふわふわの草の中で育っているキャベツを、3つ収穫しました。
小さいキャベツですが、とても美味しそうなキャベツです。
息子が持っていた袋に入れてあげたら、「食べたい。」と言いました。
1枚、キャベツの葉を渡したら、息子はカラスノエンドウの中に座り込みながら、それは美味しそうに食べていました。
オレンジ色が少しばかり強くなっていた太陽の光が優しく感じました。
いいなぁ…。
と思いました。
こういうの、幸せだよなぁ。
と思いました。
細い農道を挟んで向こう側にある自然農の田んぼには、牧草のような草が一面に生えていました。
もうそんな季節です。
まだ柔らかい草は風に吹かれてキラキラしていて、田んぼが草原のように見えます。
その田んぼの中を、ドロ付きのままのニンジンを3本、片手で持ったまま、どんどん奥へと歩いていく息子の後ろ姿を見ていました。
これもまた、幸せだなぁ。
と思いました。
息子と一緒に収穫したお野菜も入れて、夕食には野菜スープを作りました。
こぼしながらスープを飲んで、大きな口を開けて、美味しそうにお父ちゃんが作ったお米のご飯をパクついている子供たちを見ていたら、
あんたたちのお母ちゃんになれて良かった。
と思いました。
今日はそんな小さな、でも大きな幸せをじんわりと感じられる余裕が身心共にあったようです。
ありがたいことです。

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