補い

miharashi1
今年から新しく借りた「見晴らし畑」に糠オカラの補いをしました。
自然農では田畑から収穫した後の残り(糠、油粕、野菜くず等)を同じ田畑に巡らします。
これは、田畑からごっそり収穫するばかりではバランスが崩れてしまうため、その不足分を補うという考え方です。
しかし自然農が凄いのは、自然農を何年も続けた田畑の場合、収穫量よりも補う量がかなり少なくて済むようになるということです。
田圃の場合は、お米を収穫した後に残った藁、籾がら、糠等を戻せば充分で、他の肥料は不要となります。
畑の場合も、野菜くずや菜種油を搾った後の油粕、また今回使ったオカラのように、生活の中で生まれる有機物を戻すだけで、他からの肥料を持ち込むことは不要となります。
永続可能な農というわけです。
ただし、これは何年も自然農を続けた畑での話でして、さすがに今回借りた「見晴らし畑」のような耕され続けた畑の場合、最初からそれなりの実りを得るためには多めの補いが必要になります。
そこで写真のように糠とオカラを混ぜたものを一面に振りまいているわけです。
こうして新しい畑がスタートします。

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