おかげさまで、民絵屋のお客様にはリピーターの方も少なくないのですが、
今回のお客様は、リピートしてくださるごとにサイズを大きくしてくださっておりまして、
とうとう4倍サイズの絵をご注文してくださいました。
ほんっっっっとにありがたいことです。
ラファエル指定というご注文でした。
描き始めから、ぐあああああああああ、と押し出されるような強い圧力を感じておりました。
「癒しの天使」と言われますが、今回のラファエルは「優しいだけ癒し」ではないなー、とは感じておりました。
ぐいぐいきました。
そして、やっとラファエルの姿を描いた……のですが、
何かピンと来ないといいますか、何か足りないような、何か見落としてるような、そんな感覚になったのです。
でもやっぱりよく分からなかったので、一晩置いてみることにしました。
すると翌朝。
絵をパッと見たら、分かりました。
剣だ。
剣を差し出してるんだ。
単に腕を拡げているのではなくて、剣を差し出しているのだと分かりました。
そんなわけで、最後に剣を入念に描きました。
ラファエルの剣は「炎の剣」と呼ばれているそうですね。
(ちなみにミカエルの剣は「光の剣」で、ウリエルの剣は「焔の剣」らしいです。)
子供の頃、祖母が膿を出すのに針でちょんちょんと突き刺す、ということをしていたのを見ていたのですが、
その時にガスコンロの火で針先を焼いていたんです。
消毒のためですね。
ラファエルの剣を描いていて、そのことを思い出しました。
もしかしたら、ラファエルの剣は膿を出すために患部を切るような、そんな役割があるのかもしれません。
剣で患部を切る時は痛いかもしれません。
でも、膿がずーっと溜まっていて、じくじく痛み続けているのなら、炎の剣で切ってもらうことで早く癒しが訪れるかもしれませんよね。
もしも、この剣が必要だと思う方は、ラファエルから剣を受け取るイメージをしてみたら良いかもです。
さて。
お客様のご要望もあり、今回の額はいつもの4倍サイズの絵の額よりも豪華なものにしてもらいました。
でもですね、
丁度、額屋さんがセール中ということで、3割引きのお値段で作ってくださったんですよ♪
なんてツイてるお客様なんでしょう~♪♪
ラファエルの守護もバッチリですね♪♪♪