「敏感体質」な自分を認める。

先週後半から、
「やり直し」というか、「取りこぼしたものに目を向ける」というか、「ある程度クリアした課題を次の段階でもやりましょう」というか、
友達も巻き込んでそんな流れになっております。
その流れの真っ只中で、こんな本を買いました。


行く予定が無かったのに本屋に寄ることになり、
息子にドラえもんの26巻を買ってやろうとしたところで、平積みになってたこの本がすぽーーーんと目に入り、
気づいたら手に取って、ドラえもんの26巻と一緒にレジに持っていっていました。
アマゾンの商品紹介の中にもこう書かれてます。

○「人の気分に左右され、人間関係でいつもクヨクヨしている」
○「繊細である」
○「ささいなことでドキッとしてしまう」
○「見られていると普段の実力が出せない」
○「人ごみや大きい音が苦手」
○「スピリチュアルなことが好き」
これらに心あたりがある方はいませんか?このような人たちは、
「Highly Sensitive Persons略してHSP(敏感すぎる人)」といわれています。
研究者によると、5人に1人が敏感すぎて困っていて、生物の約2割には、 生物の生存戦略として敏感な気質が備わっているそうです。
本書は、あるストレスをきっかけに敏感すぎる性質に拍車がかかり、一時は引きこもり状態になった予備校講師の著者が、さまざまな研究論文を調べ敏感な自分と上手に付き合っていく方法をまとめたもの。
瞑想による心と頭の整え方、他人との距離の取り方、自分軸で考える方法など、 役立つメソッドが満載。敏感すぎる人の特性をまとめた4コマ漫画もユニークです。
HSP臨床医・北海道立緑ヶ丘病院精神科 医長 長沼睦雄 推薦。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第1章 他人の影響を受けすぎる人たち
第2章 敏感な人のアタマの中
第3章 敏感すぎる人は他人との境界が薄い
第4章 敏感すぎる人は、厳しい幼少期を送っていた
第5章 現代のヴァンパイアに気をつけろ
第6章 敏感すぎる人がますます増えている
第7章 敏感さは才能


医学的なことと、スピで言われてることがうまーーくミックスされたような内容で、とても読みやすかったです。
体調が悪い人を気づかっていると自分の体調まで悪くなるとか、前触れ無くいきなり体調が悪くなるとか、そういうことがしばしばある人って私だけじゃないですよね?
私もそう!という方は、そんなに少なくないんじゃないかなー、と思います。
特に縁あってこのブログを読んでくださってる方々の中には。
お世話になってるクリニックの先生に、何年も前に
「あなた(の身体)は敏感すぎるからね。仕方がないのよ。」
と言われたことがあります。
そうなのかなーー?と、いまいちピンと来なかったのを覚えているのですが、
この本を読んで、『私は人類の20%の方に入るんだろうな。』と、納得しました。
そして、敏感体質がゆえに、オカンやおばーちゃんとの関係性などが、私の「境界」を薄くしてしまったんだろうな、と思いました。
(今さら親や祖父母を責めようなんて思ってませんけど、客観的に原因を探っていくと、そういうことになるということです。)
だってねー、娘が私にどかーんと甘えてくる姿と比較すると、私はこんなふうじゃなかったんですもん。
どこかオカンに対して緊張感を持ってましたし、それは今もそうです。
もうね、これはね、仕方がないの。
娘が私に甘えまくるみたいに私も甘えることができたら良かったけど、できなかったんだから仕方がないの。
オカンもほんとーに大変な人生だったし、今は孫をめっちゃかわいがってくれるから、それでいいの。
ただ、そこに原因があるんだよ、ということだけを事実として私自身が認めればそれでいいんだと思うんです。
(それすらけっこー難しかったりしたのよね。昔は。)
なので、敏感体質の上に境界が薄くなってしまっている、ということをしっかり自覚して、この本に書いてあるアドバイスを参考にしながら、そんな自分と上手に付き合っていくべきなんだろうな、と思いました。
ほんとうはね、
すごーく元気で丈夫で、いろんなことに影響を受けにくいタフな心と身体になりたいとずーーーっと願ってきたんですが、

それは無理!
と、やっと気がつきました。
そこを目指してても、ゴールにはいつまで経っても辿り着けないし、
自分にガッカリすることが増えるだけだ、と気づいたんです。
生物の2割は敏感な個体、というのは、種の存続にとって有意義なことなのですから、
そういう役目側の気質を持って生まれてきたなら、それを受け入れて上手に付き合う方が健康的ですもんね。
そして、敏感体質の娘を育てる上でも、いろいろ気をつけてあげたいな、少し大きくなったいろいろ教えてあげたいな、と思いました。
というわけで、
この本、ちょーオススメであります。

“「敏感体質」な自分を認める。” への2件の返信

  1. こんにちは。たみえさん。
    いつも楽しみにブログを拝見させていただいています。
    太字で書かれている部分。私もずっと目指してました。
    そうか。無理なのか!うすうす分かっていたけど。そうか〜
    と、この記事を読ませていただいてやっと気がつきました。
    なんだかほっとしました。これからはこれで行こうと^^
    本も本屋さんでみつけたら読んでみます。
    ありがとうございました。

  2. こんにちは。
    コメントありがとうございました♪
    ちょータフになりたいですよねぇぇぇぇぇ。
    でも、多分、そこは目指すべきところじゃないんだろうな、と私は思えました。
    そして、私もホッとしました。
    お互い、そこそこいい感じで、もっと楽に生きていけるといいですよね♪

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です