お店をオープンされるお客様から、お店に飾る天使の絵を注文していただきました。
…が。
最初は「おまかせ」でカードを引く予定でしたが、ルシフェルを描いて欲しいというお話になりました。
お店に飾る天使としてルシフェルって…ちょっとしっくり来ないな~、と、私個人としては感じたのですが、
お客様のお店ですからね。
ご本人が希望されるものが一番だよね、と思いまして承りました。
すると、このように後ろ姿のルシフェルの絵となりました。
ますますお店に飾る絵じゃないような気がするんだけどな~~~、と内心ヒヤヒヤしながらお届けしました。
お客様に絵が届いたら、すぐにご感想のメールを送ってくださいました。
掲載許可をいただきましたので、メールの一部をご紹介します。
絵の感想は最初に見てうかんだのは『ゆるされた』でした。そして次に再生、再出発というワードでした。
どういう意味の絵なのかルシフェルに聞いてみたところ、光を知るためには闇を知らねばならない。その学びをずっとしていた。ただ闇の経験を今までしていただけ。あなたは悪くないし、自分を罰することはもうない。もう大丈夫。全てはゆるされた。終わったんだよ。
そしてこれからは闇の底から光へ上がっていく、戻っていく。
後ろ姿なのは、ルシフェルの姿ですが、『私』だからだそうです。見送るのも、光へ向かうのも『私』。
なるほど、ルシフェルさんをお願いした訳だなーと納得致しました。
これはお店に飾るより、自分でもっていようと思います(^_^)
素敵な絵をありがとうございました。またお願いすると思います。その時はどうぞよろしくお願いいたします。
やっぱりお店に飾る用の絵ではなかったんですね!
ですよねーーーー。
だってですね、このチラリと見える顔の雰囲気は、(ルシフェルを描いたのだけれども)きっとお客様ご本人なんだろうなー、と思ってたからです。
時々書いてますが、
ちょんちょんと目が描いてあるだけの天使の姿ですが、何故かお客様ご自身と似ていると感じる…というご感想をよくいただくのです。
この絵などは、そのちょんちょんとした目すら描いてないのですが、それでもお客様に似てるというか、ご本人なんだろうな、と感じたのです。
ご感想メールにもそのようなことが書かれていて、やっぱりね、と納得でした。
そして、再生・再出発がテーマの絵を新月の日に描いたというのも、納得でした。
余談ですが。
今までは、ルシフェルを描くと、重力加速度が何倍にもなってる?という感覚といいますか、重低音がずぉぉぉぉぉぉぉぉぉん…と響くような感覚といいますか、そんな「強烈な重さ」を感じて、けっこーーーしんどかったのですが、
今回はそういう強烈な重さが無くて、なんといいますか……オーケストラの重厚な音楽のような感じでした。
ルシフェルを描いてて、初めての感覚でした。
おれの後ろ姿も見ろ。