天使の絵2枚と、女神の絵1枚、です。

本日の記事は、ちょっと変わっております。
私は、絵を描いてるところは、自分の子供であってもあまり見られたくないですし、
制作途中の絵をアップするなんてほとんどしてないハズなんですけど、
今回はちょっとだけします。
まず、ヨフィエルの絵です。
ハニエルかヨフィエルでお願いします、というご注文をいただいたので、カードをひいてどちらにするか決めさせてもらいました。
そして出てきたオラクルカードがヨフィエルの「忍耐」でした。
描き始めは濃い紫色で全体を塗っておりました。
怒り……ではないのですが、それに近いような強い感情をばしばし感じました。
その上に白などの色をどんどん重ねていったのですが、どうしてもしっくりこなくて、
少し間を取ってから、なんとなく手にとった色を塗り重ねていきました。
すると、こうなりました。

真っ暗な闇ではないのですが、「寝静まった夜」みたいな雰囲気で、
そこに大きな羽の天使がいる……という絵になるんだなー、と思いまして、そこから天使の姿を最後に描きこみました。
大天使ヨフィエル
上の写真と下の写真では、カメラも違うし、撮った時の光の塩梅が違うので、色味が全く違ってますが、同じ絵です。
特にこの絵は、パールが入った絵の具で描いてあるので、光の塩梅で色味が違って見えるんです。
天使の姿を描く前の方が、天使っぽいと感じることが実は多いのです。
感じてる「もっと生々しい」天使のエネルギー…みたいなものが、天使の姿を描くことで、そこにすーーっと収斂して「一部抜粋」されたような感覚になることが多いためです。
じゃあ、姿を描かない方がいいのか、というと、そうでもなくて、そこが「オーダーメイド」なんだろうなー、と思うのですが、今のお客様にちょうどいい塩梅の質と量になってるように感じるのです。
……っても、まぁ、あくまで私が描いててそう感じる、ってだけの話なんですけどね。
客観的に数値化して提示できるものじゃないので。
そして、この絵もそうでした。
「寝静まった夜に静かに現れて寄り添ってくれる天使」のぼわーーんとしたエネルギーが、しゅるしゅる~っと、収斂したような感じになりました。
もしかしたら、お客様は怒りに近いような強い感情を持つようなしんどい状況なのかもしれませんが、眠っている時にそっとヨフィエルが寄り添って、寝顔を優しい眼差しで見つめているのかもしれませんね。
次は、天使ではありません。
女神イシュタルです。
大天使サンダルフォンの絵を注文してくださったお客様が、もしも描けるなら、女神イシュターを描いて欲しい、とおっしゃいました。
(私は「イシュタル」の方がなじみがあるので、ここではそう書きますね。)
私は、描けるかどうか分かりませんがチャレンジしてみます、と回答しました。
天使の絵そのものに天使のエネルギーが宿ってる……かどうかは私には判断できませんし、
そーゆーものですよ~、というのを前面にばーーん!と押し出して絵を売るというのはイヤなのでしてません。
(だから民絵屋のサイトに載せてある天使の絵についての説明文を書く時は時間がかかったのですよ~。ふわんとした説明になってるのはそのせいなんです。)
けれど、天使のそーゆーのを感じながら描いてるのは確かで、一種のチャネリング状態で描いてるんだろうな、とは思っていますので、そういう部分も私の絵には必須要因となってると思うのです。
それが、女神イシュタルを描いた時に同じような「品質」(←他にピッタリの言葉が見つからないのでとりあえず使います)を保てるのか?というのが分からなかったので、チャレンジしてみます、という回答をしたのでした。
結果的には、天使の絵と「同じように」描けたので、お客様にお届けすることができて良かったんですけけどね♪
で。
まずは、イシュタルってどんな感じなのかなー?と、スケッチブックにえんぴつで手の動くままに描いてみました。

ふっさふさの豊かな髪に、
ぷるぷるの赤い唇に、
大きなおっぱい。
これがポイントだなー、と思いました。
そして、頭の冠(?)は、何故か雄牛の角みたいなものじゃないとダメだー、と思いました。
杖も持ってるな、と思いました。
もちろん、なんとなくで根拠は示せませんが、そう思いました。
そこらへんをアウトラインとしながら描いたのがこの絵です。
女神イシュタル
ぷるぷるの赤い唇はあえて描きませんでした。
というのも、この女神イシュタルの顔を観ていたら、成熟した大人の女性にも見えるし、ふっと少女の顔にも見えるので、
赤い唇を描いてしまうと、大人の方だけに固定されてしまって勿体ないと感じて、描きませんでした。
そして、おっぱい。
なぜか片乳だけ出てます。
自分でもよく分からなかったのですが、どうしても片方だけは出して描かないと気が済みませんでした。
そして、おっぱいが描き終わったところで、母乳がぴゅーーーっと出てるイメージがばーんと浮かびました。
ああ、だから片方のおっぱいがポロリと出てるのか……と、思いました……が、
さすがに飾ってもらう絵ですので、母乳かぴゅーーーっと出てるというのはなぁ~……と、ちょっとだけ葛藤しまして、
「ごめんなさい。母乳は描けませんが、ブログでほんとうはこのおっぱいは母乳が出てるおっぱいなんだよ、と書きますから、許してください~。」と、心の中でイシュタルに謝りました。
杖は……こんな杖になると思いませんでした。
でも描いてるうちにこんな杖になりました。
これねぇ……。
人のエネルギーシステムですよねぇ…。
チャクラと同じ色の石と螺旋状の光って。
なんかねーなんかねー……じわじわキました。
少女のようなかわいらしさと成熟した女性の魅力、そして母性も備えている…というのは、「女神」だからなんだなー、と描き上がった絵をじーーっと眺めてしみじみしておりました。
チャレンジさせてもらえて、ほんとうに良かったです。
と。
イシュタルを描いた翌日に、サンダルフォンを描きました。
イシュタルは金星の女神らしいのですが、対照的にサンダルフォンには深宇宙を感じながら描きました。
サンダルフォンの姿を描き始めたところで、この状態でもう十分だ~!と思いました。

深宇宙からの扉が開いて、そこから現れた白い光の天使。
もうこれだけで十分やーーーん……、と思ったのですが、
天使の絵あるあるだよなー……と、気を取り直して、姿を描きあげました。
大天使サンダルフォン
最低限の描き込みに抑えましたが、やっぱりしゅるしゅる~と収斂しました。
そして、学校から帰宅した娘に「サンダルフォンだよ~。」と見せたところ、
娘は「強い!」と言いました。
そうだよねー、深宇宙から来てるからねー、強いよねー。
というわけで、今回は仕上がり前のところもお見せしました~。

“天使の絵2枚と、女神の絵1枚、です。” への2件の返信

  1. はじめまして。
    大天使の名前を検索してたところ、でてきたたみえさんの絵に惚れ、以来ブログをよませてもらっています。拝読していると自分の勉強になることも。ありがとうございます。
    サンダルフォン完成前の絵、これがうまく言葉で表現できませんが好きだなあステキだなあ・・・と思い、今回コメントさせていただきました。これからもブログ応援しております。

  2. はじめまして。
    コメントありがとうございます♪
    そして、私の絵を好きになってくださって、ほんとうにありがとうございます♪♪
    > サンダルフォン完成前の絵、これがうまく言葉で表現できませんが好きだなあステキだなあ・・・と思い、今回コメントさせていただきました。これからもブログ応援しております。
    おおおおお、嬉しいお言葉です。
    「うまく表現できないけど好き」って、すごく嬉しいです。
    これからもちまちまとブログを書いていきますので、ちょいちょい読みに来てやってください♪

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