私には守護龍の時環(ときわ)がいます。
彼は、なにみえ遠足の時に私の元に来てくれて、私が時環と名付けて、そのまま守護をしてくれてる…というわけなんですが、
私自身は、ミの字の親分など「天使」という呼称でもって認識されてる存在たちとのコミュニケーションの方が回線が太くて、ドラゴンといわれる存在たちとの回線は細いんです。
なので、あまり時環とは会話できないのですが、それでも時々は「上」で会ったりもします。
だいたい、私の「上のヒト」の1人であるミルラ・ムねーさんといちゃいちゃしてます。
と、時環の話を娘にたまーにしていたせいか、急に娘が「私も守護龍が欲しい。」と言い出しました。
欲しいってゆーてもなー。
天使のことならともかく、ドラゴンじゃあなぁ~。
おかーちゃんがどうにかしてやれるような案件やないしなー。
と、一瞬困ったのですが、ふと思いつきまして。
「時環にお願いしてみ?おかーちゃんの時環に『私の守護龍になってくれるドラゴンを連れてきてください。』ってお願いしてみ?」
と、娘に言いました。
すると、娘がくるりと背を向け、一生懸命何かブツブツと小声で時環に語りかけ続けました。
爆走妄想族の娘ですからね。なんて言うかなー?とジッと見守っておりました。
またしてもくるりと踊るかのように回転して、こちらを向いた娘は、
「おかーさん!時環がね、赤ちゃんドラゴンを連れてきてくれるって!女の子だって!」
と言い始めました。
妄想族の血が騒ぎまくっています。
「そうかねそうかね。
そりゃ良かったねー。
じゃあ、名前つけてあげないとねー。」
と、私。
かるーく受け答えしました。
けっこー長い時間かかって考え込んでた娘は、閃いたかのように言いました。
「黄色い子だから、キリュウってどうかな?」
「キリュウね。
音は悪くないんじゃない?
でも、黄龍または黄竜…って感じじゃないなー……
あ。
綺麗の綺で綺竜ってどお?」
と、娘に言うと、それがいい!と即決していました。
というわけで。
妄想族の娘の、単なる妄想ではありますが、娘が描いた綺龍です。
ぴかぴかに黄色くて、ちょっとオレンジっぽいところもあって、羽は真っ赤で、目は緑色なんだそうです。