じぇいど♪さんがこの記事
http://nanigamieterujpn.blogspot.jp/2013/12/blog-post_20.html
の中で、こんなふうに書いてます。
そして楽観論の人がその悲観的になる人の気持ちに本当の意味で寄り添えないってのは・・・つまり自分のことを言ってるんだけれども、その人と同じような苦しい体験をしたことがないから、能天気すぎるからだけなのかもしれない、申し訳ない、と思うことがあるのだが。
彼女とのお味噌話が始まる前、私は数日間にわたって「自分の深くにある思考パターン」を発見させられ、それを手放すためのアレコレを……まぁ、その…『上のヒトたち』に促されてしておりました。
そんなことをした直後だったので、彼女の話のアレコレも、
「ああー、やっぱりそうなのかなー。」
と思わされるものとなっていました。
「やっぱりそう」というのは、
人間は、自分の中にあるものを通してでしか世界を観ていない
ということです。
それは、場合によっては「ごちそうさん」で描かれたように『傷ついていない人が、深く傷ついた人の心に寄り添うことができない』ということも引き起こすわけです。
でもね。
私は、それでいいんじゃないのかな、と思うのです。
だって、お互いがお互いの心を理解して寄り添うために、みんながみんな深く傷ついていて、ひどく繊細になって、苦しみや悲しみの海の中で生きなければならない…なんて、おかしいですもん。
ひとりひとりまったく別々のいろんな経験があって、いろんな感情があって、
そうやって形成されていくのが、世界でたったひとりの「その人」なんですものね。
それにね。
じぇいど♪さんだって、私だって、貴方だって、きっとそれぞれ苦しい経験をしてるはずで、
それを乗り越えて笑ってるはずなんですよね。
震災や戦争といった悲劇を経験していないからといって、悲しみを知らないわけじゃないんですもん。
けれど、やっぱり震災を経験した人の心の内は真には分からないですし、戦争やテロを経験した人の心の内は真には分からないです。
想像し、同情するしかできません。
自分の中にあるものを通してしか世界を観ることができないからです。
深い悲しみを抱えた人が、同じ悲しみを知っている人に慰められ寄り添ってもらうことでしか癒されない場合って少なくないと思います。
でも、同じ悲しみを知らない人の優しさによって癒されることだってあると思います。
なので、私は、
「私は、あなたの悲しみは分からないけれど、あなたが1日でも早く癒されて心から笑ってくれるようになって欲しいと思っている。」
という気持だって、すごく尊いものなんじゃないのかなー、と、それこそ能天気ではありますが、思っています。
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心のどこかに深い傷がある人が、その傷ゆえに、周囲を傷つける言動に出ることも多いような気がします。
もしかしたら、人間関係の摩擦の原因というのはすべてがソレなのかもしれないなー、とすら思います。
でも、
深い悲しみや大きな怒りを通してしか世界を観ることができない状態のその人に、自分が傷つけられるような言動をされた時というのは、
もしかしたら、それまでとは少し違う視点から「自分の在り方」というのも考える機会を与えられた…と考えることもできる気がするんです。
相手の言動に対して、落胆したり、悲しんだり、怒りを感じたり……いろいろな感情が「反応」として沸き上がってきますが、
その反応としての感情と、自分がどのような態度を取るかは別モノで、
どのような態度を取るか、という選択に対してほんの少し慎重になってみるだけで、
自分の観ている世界と、その人が観ている世界は、同じではない…ということに気づくはずなんです。
自分の観ている世界と、その人が観ている世界は、同じではない
ということを知っていくうちに、
では、自分はどのように世界を観たいと思っているのか、自分が真に観たいような世界を観るためにはどうしたらよいのか、
を探求していくことになると思うのです。
なので、それまでと違う視点で「自分の在り方」を考える機会だとも言えるよな、と思うのです。
はじめましてこんにちは!
そうですね。
たみえさんの言うとおりですよね。
私もよくぼーっと考える事がありますが、自分にとって辛いとか、嫌なこと、例えば病気など・・
過去にそうゆう経験されている方は、器が、自分の器がどっかんと大きくなられてる方が、多いと思います。
人はそうやって自分でも知らぬ間に
成長していくのかなと、歳と共に感じるようになりました。
*** SECRET ***
> はじめましてこんにちは!
はじめまして。
コメントありがとうございます。
> 人はそうやって自分でも知らぬ間に
> 成長していくのかなと、歳と共に感じるようになりました。
そうですよね。
私も歳と共にそう感じるようになりました~。
> また、ひとつ世界が拓けた感覚です。
> 気持ちが少し楽になりました。
ほんと良かったです~。
少しでも気持が楽になられたのなら。