ちょっと、怖い。

雨が、それもけっこー横なぐりやないのーって雨が降る中、
どしても必要なものがあったので、本屋に行きましたの。
そして、ついでにブラブラしていたら、このマンガが目に入りましたの。

エルハンブルグの天使 (Feelコミックスファンタジー) エルハンブルグの天使 (Feelコミックスファンタジー)
(2013/03/08)
あき

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表紙見ただけで、一目惚れして購入しましたの。
なんで、こんなに細かく綺麗に描けるんだろう……。
と、まじまじと表紙だけに5分くらい見入っておりました。
おそらく、バッチリな下書きがあって真似しながら描く…というのなら、時間かければできなくもないと思います。
(あ。40代になってからだんだん目が遠くなってきてるから、ド近視用の眼鏡を外してじゃないと描けないな。)
でも、自分ですべてデザインするなんてのは到底無理。
そこが一番のポイントなのにぃぃぃぃぃ。

自分がこういう絵を描きたくても描けないので、表紙を5分も眺めてしまうわけです。
で。
以前なら、
「あー。いいよねぇ。絵の巧い人って~。羨ましいわぁー。」
で済んでたんです。
だって『絵は巧くなりたいけど、ならなきゃいけない理由は無い』からです。
なので、いいなーこんなふうに描けたらいいなー…と思っても、すぐに「自分は巧くなくても別に問題なかったんだっけー。」とするりと諦めて終わりで良かったんです。
(そして、10年ほど絵を描くこと自体をやめてしまったくらい。)
しかし、今はそんなふうに逃げられないんだよなぁ……と、この表紙を眺めながら、ため息をつきながら、思い知らされました。
もちろん、こういう画風になりたいとかって意味じゃなく、もっと全般的に……もっともっといろんな絵が巧く描けるようになりたい、という意味で、です。
だって、経緯や理由は何であれ、絵を描くことがお仕事になっちゃったんですもん。
今までずーーーっと「どうせ私は才能ないしー。」と簡単に諦めるという選択がOKだったけれど、これからはそれが通用しないんだな、と思ったら、ちょっと怖くなってきました。
…うん。
怖いです。
怖いなぁぁぁぁ……。
足元が、すーっと透けて薄く薄くなっていくような、そんな怖さ。
ひぃ。
(こういう怖さって、何度か経験してても、ひぃ…ってなるなぁ。)

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