オールマイティでなんでもござれなスペックがこのハード(肉体)にあったら?

以前にも日記に書いた覚えがありますが、
一時期よくかわいがってもらってた会社の先輩が教えてくれたことを、たまに思い出します。
ソフトウエアの基本設計をする時に、どういう発想で辿り着くんですか?
みないなことを残業中になにげーに聞いたら、
隣の席だったその先輩が、
まずな、ハードがカンペキで容量も無限大のなんでもアリのやつを想定するんや。
そしたら、どんなソフトでも載せられるやろ?
そこから考えてみるんよ。
「何をしようか?何をこいつにさせようか?何したいかな?」って。

と、教えてくれました。
現状の制限ありありのところから、何ができるか……を考えるんじゃないんだー、と、ちょいと眼からウロコがぽろぽろと落ちました。
で。
それって、自分に対しても同じかもなー、と、なんだかさっき、あらためて思ったのでした。
子供の時は自分の中に制限なんてほとんど無いから、純粋に夢を見られたよな、って。
私は、7歳の時に子供用図鑑の「宇宙・宇宙旅行」って巻を見て、魂をわしづかみされてしまったような衝撃を受け、
それからずーっと科学者になるー、って純粋に、ほんとーに純粋に思ってましたもん。
純粋に純粋に、ひたすら宇宙のことが知りたかったし、
宇宙がどのようなモノで、どのように生まれて、どのように終わるのかが科学的に知ることができれば、
「なぜ、『私』はここに在る?」という疑問も解けると何故か強く思ってたし。
でも、中学生になって、数学脳に欠陥があると自覚した瞬間に私は夢を手放してしまい、
あの虚しさといったら、13歳の私にはアイデンティティーの危機ってくらいの勢いでした。ほんとに。
それ以来「純粋に夢を見る」ってことができなくなってしまいました。
そして、大学生になって身体を壊してからは、体調に振り回されるばかりのため、やりたいことを我慢するのが当たり前になってしまい、
私は何がしたいのか…すら分からなくなってしまいました。
それでも優しい旦那さんとカワイイ子供たちに囲まれて、なんだかんだと言いつつも幸せな毎日をおくっているので、それで十分っちゃあもちろん十分なんですけど、
でも、もし、オールマイティでなんでもござれなスペックがこのハード(肉体)にあったとしたら、私はどんなことをしてただろうなー……って、ちょっと考えてみると、
きっとやっぱり天文学の科学者になって、いっぱいいっぱい観測して、いっぱいいっぱい宇宙のことばっかり考えてんだろうな、と思いました。
ガリレオのように。
歌手にもなってみたいけど、やっぱり科学者だろうなぁ。
ほんとに、なりたかったなぁ…。
なので。
タミエルという堕天使が人間に天文学を教えた、という記述を読んだ時には、納得する自分と、なんとも悲しい自分がいたのでした。
おそらく、私はあの時の、純粋な夢を手放した時の真っ暗なほどの虚しさを、未だ癒しきれてないんでしょうね。

“オールマイティでなんでもござれなスペックがこのハード(肉体)にあったら?” への2件の返信

  1. かんがえてたー。
    んとね、エーテルボディーでやろうかなっておもった。
    肉体レベルはちょっと自信ないんで
    オーラボディーを強化してマッチョになろうかとww

  2. > んとね、エーテルボディーでやろうかなっておもった。
    > 肉体レベルはちょっと自信ないんで
    > オーラボディーを強化してマッチョになろうかとww
    あはははは。
    オーラボディーを強化してマッチョって、ステキすぎる~。

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