さっき、NHKの「あさイチ」って情報番組で、母乳とかからうつって、大人(それもかなりいい年)になってから白血病とか神経の病気になっちゃうウィルスのことを取り上げてました。
ニュースでもチラリとは見たけどね。
で。
ああ、と思って、妊婦さんの時に受けた検査結果票を探して見てみたら、「HTLV-1抗体」は陰性でした。
母乳ばりばりやってたから、良かった~とは思ったけど、同時にそーゆー検査もしてくれてたんだー、ありがたいねぇ~、とも思いました。
けどね。
なんかねー……。
そのウィルス。
キャリアの人でも発症するのは2%なんだそうで。
ほとんどの人はなんともないまま死んでいく、と。
ウィルスにしたら「共生」しとるようなもんかー、と思いました。
いや、もちろん、その2%が問題なんだよね。
白血病を発症したらえらいこっちゃ~だもんね。
それは分かるんだけどね……。
でも、母乳でうつります、無自覚なのでキャリアだと気づかない、という説明で、ゲストの人が「こわいですねー。」と言ってたんですよ。
でもって、「多くの人に知ってもらいたい。」と。
それがなーんかちょこっとばかりひっかかってねぇ…。
確かに病気はイヤだし怖いです。
でもって、知ってたら対処できることだってあるのも分かります。
けどなー。
怖い怖いって言ってるのって、なーんか違和感があるんだよなぁ。
でもって、知らない病気のことなんてたーくさんあるわけで、いちいち全部それを知らないといけないのか、というと、それもなんだかなー、とも思うのですよ。
いや。
以前の私ならね、できるかぎり知るべきだ、できる対処はするべきだ、と思ってたんですよ。バリバリそーゆータイプ。
それに、研究してくれてる人たちや、対応してくれる行政とかには感謝してるんですよ。ほんと。
でも、なんちゅーか……。
なんでも、人間がコントロールできるかっていうと、そんなことは全然なくて、もしかしたらすべてはあるがままにそうあるだけなのかなー、と、思うようになってきたんですよ。
そうなんですよね。
多分、人間は人間の生存を脅かすものに対して、すべてコントロールしたいんですよ。
んなもん、イヤなものはイヤだよ。私だって。
すげーイヤだよ。
当然、怖いし。
だから、すべてをコントロールしたいっていう欲求はすごく分かる。
てか、その欲求は厳然として、私の中に在る。
でも、それとは別に、すべてはあるがままにそうある、という思いが心の真ん中に在るようになってからは、
努力はもちろん尊いけれど、すべてをコントロールしたいという人間の欲求というのにはちょっと違和感を感じたり、必要以上に怖がるというのも何だか「なにかから外れてる」ような、そんな感覚になるんです。
スピ的に言えば、それらは「エゴ」から発せられるものなんだろうから、今までは当たり前に思ってた感情とか発想に対して、ちょっと距離を置いて見れるようになる、ということは、悪いことじゃないかもなー、と思うです。
別にそれをすべて否定するわけじゃないけどね。
認めたうえで、ちょっと距離を保って付き合う、というか、そんな感じかなぁ…。
こーゆーのもバランスなのかも。
そうそう。
うちの息子くんはダウン症児やんね。
こーゆー子が生まれてくるってのは、まさにコントロール不可能なことなんだけど、
でも、もしたとえばコントロールすることが全くの善だからと、人工授精でしか妊娠しちゃだめ、障害がある受精卵は廃棄……とかって世界になったら、うちの息子は生まれてこないわけですよ。
実は若い頃はね、そうやってもしもコントロールできるならした方がいいんじゃないか、とすら思ってたんですよ。うっすらと。
遺伝病で苦しんでる当人や家族が可哀相だし、って。
でも、私は幸せなんだよね。息子を授かって。
自分が障害児の親になるなんて思ってもいなかったけど。
命って、なんだろうねー。
人間って、なんだろうねー。
幸せって、なんだろうねー。
コントロールしたいという欲求って、なんだろうねー。
だらだら書いて、いつも以上にまとまってなくて、すんません。